【2025年最新】ロレックス赤サブの相場は?買取価格と今後の価値を徹底解説

ヴィンテージロレックスの代表格、赤サブ。

その圧倒的な存在感に惹かれつつも、高騰し続ける相場を前に「今、手を出すのは本当に正しい判断なのか?」と、一歩踏み出せずにいませんか?

その気持ち、時計好きとしてすごくよく分かります。

しかし、赤サブの価値を単なる”価格”ではなく、一点物の”ヴィンテージアート”として捉える視点を持つだけで、その答えは驚くほど明確になります。

この記事が、そのための具体的な答えです。以下のポイントに沿って解説します。

  • 2025年最新のリアルな相場
  • 赤サブの本質的な価値と高騰の理由
  • 個体差(MKダイヤル)で価値が変わる仕組み
  • 今後の価格動向と最適なタイミング

「後悔しない判断をしたい」と強く思う方は、ぜひ最後までチェックしてみてください!

目次

ロレックス「赤サブ」の相場はなぜ高い?2025年最新価格と今後の価値を徹底解説

  • 幻のヴィンテージ「赤サブ」とは何か?その価値の本質に迫る
  • 【2025年最新】モデル別・赤サブの販売・買取相場一覧

幻のヴィンテージ「赤サブ」とは何か?その価値の本質に迫る

「そもそも赤サブって、文字が赤いだけのサブマリーナーでしょ?」

そう思っているなら、少しだけもったいないかもしれません。

もちろん間違いではないのですが、その本質的な価値を見過ごしてしまう可能性があるんですよね。

結論から言うと、赤サブ(Ref.1680)は「サブマリーナーの歴史が大きく動いた、わずか数年間だけ製造された奇跡の Übergangsmodell(移行期モデル)」なんです。

もう少し詳しく見ていくと、Ref.1680はサブマリーナーとして初めて「デイト機能」を搭載した記念すべきモデル。

その中でも、1960年代後半から1970年代前半ごろまでのごく初期に作られた個体だけ、防水表記の下にある「SUBMARINER」の文字が、情熱的な赤色でプリントされました。

これはもう、単なるデザインの違いではありません。

例えるなら、有名な画家のサインが、特定の年代だけ違う色で書かれているようなもの。

そのわずかな違いが、その作品がどの時代に、どんな背景で生み出されたのかを物語る重要な証になるんです。

まさに、赤サブはロレックスという壮大な歴史の中の「一点物のアートピース」と言える存在なんですよね。

現行モデルのサファイアクリスタルのような冷たい輝きではなく、プラスチック風防越しの文字盤は、どこか温かみを感じさせます。この感覚こそヴィンテージの醍醐味です。

僕も初めてその存在を知った時、「こんなにも所有欲を掻き立てるストーリーが、この一本に詰まっているのか」と鳥肌が立ったのを覚えています。

赤サブの価値の本質

  • 歴史の転換点:初のデイト付きサブマリーナーという歴史的価値
  • 圧倒的な希少性:わずか数年しか製造されなかった初期ロットの証
  • 唯一無二の存在感:経年変化も相まって、同じ個体は二つとないヴィンテージの魅力

この背景を知るだけで、ただの「古い時計」ではなく、特別な価値を持つ「歴史の証人」として見えてきませんか?

【2025年最新】モデル別・赤サブの販売・買取相場一覧

では、ここからが本題です。

その「ヴィンテージアート」である赤サブが、今いったいいくらで取引されているのか。

皆さんも一番気になるところだと思います。

正直なところ、この相場は数年前の僕らから見ても少し異常なレベルに達していると感じることもあります。

ですが、それだけ世界中のコレクターがその価値を認め、探し求めている証拠でもあるんですよね。

早速ですが、2025年10月現在のリアルな相場観を、状態別に見ていきましょう。

分類 状態 販売価格(目安) 特記事項
一般中古品 通常使用された中古状態 350万~500万円 コンディションやダイヤル仕様(MK)、付属品で大きく変動
良個体・整合性の高い中古品 修復歴が少なく、オリジナル部品が多い 500万~800万円 美しい経年変化(ブラウン化など)があれば更に高騰
未使用(デッドストック) ほぼ新品に近い奇跡的な状態 800万円以上 市場にほぼ存在せず、オークション級の価格が付くことも

驚くべきことに、一般的な中古品であっても、数十年前の定価(約16万円)の20倍以上で取引されているのが現状です。

なぜここまで価格が高騰しているのか?

その背景には、いくつかの複合的な理由があります。

赤サブ相場が高騰し続ける3つの理由

  1. 世界的な需要拡大:ヴィンテージウォッチ市場そのものが、特にアジア圏の富裕層を中心に拡大を続けています。
  2. 供給の減少:当然ですが、新たに生産されることはありません。状態の良い個体は年々市場から姿を消していきます。
  3. 円安の影響:現在の円安は、海外のコレクターにとって日本の在庫を割安で購入できるチャンス。これにより国内の個体が海外へ流出し、相場を押し上げています。

ジュビリーブレスの「シャラシャラ」という音とは全く違う、堅牢なオイスターブレスが腕に巻き付く重厚感。

そして、ふとした瞬間に目に飛び込んでくる、マットブラックに映える「SUBMARINER」の赤い文字。

この価格は、そうした所有者だけが味わえる特別な満足感への対価とも言えるのかもしれませんね。

【ダイヤル別】赤サブの価値を左右する6つのバリエーション(MK1〜MK6)の見分け方

  • 最も希少な「メーターファースト」の世界 (MK1〜MK3)
  • デザインが完成された「フィートファースト」 (MK4〜MK6)
  • さらに価値を高める希少仕様(ブラウンダイヤル、Wネーム)

最も希少な「メーターファースト」の世界 (MK1〜MK3)

赤サブの価格が一本一本違う最大の理由、それがこのダイヤルの違いです。

「MK1とか言われても、正直よく分からない…」

その気持ち、痛いほど分かります。告白すると、僕も初心者の頃はこれらの違いがさっぱり分かりませんでした。

でも大丈夫です。ポイントさえ押さえれば、誰でも見分けられるようになります。

まず結論から言うと、最も希少で高価なのが、初期に作られた「メーターファースト」と呼ばれるダイヤルです。

「メーターファースト」とは、防水表記が「200m=660ft」と、メートルから先に書かれているダイヤルのこと。プロ仕様のダイバーズウォッチとしての出自を強く感じさせますね。

これは主にヨーロッパなど、ヤード・ポンド法を使わない国向けだったと言われています。

このメーターファーストには、さらに3つの種類が存在するんです。

  • MK1:最初期モデル。防水表記の「6」の書体が丸く閉じた「クローズ6」。極めて希少。
  • MK2:防水表記の「6」が少し開いた「オープン6」に変更。こちらも希少価値が高いです。
  • MK3:「SUBMARINER」の「F」の横棒が短くなるなど、書体に変化が見られます。

MK1の書体は、どこか武骨で力強い印象を与えます。

まさにプロの潜水士のためだけに作られた、という気概を感じませんか?

この時代のロレックスが持つ、ツールとしての実直な魅力が凝縮されているように僕は感じるんです。

この「メーターファースト」というだけで、相場は一段も二段も上がります。

もしあなたが所有している、あるいは検討している個体がこれなら、それは非常に幸運なことだと言えますね。

デザインが完成された「フィートファースト」 (MK4〜MK6)

「じゃあ、メーターファーストじゃなければ価値は低いの?」

そんなことは全くありません。むしろ、ここからが赤サブの面白いところなんです。

メーターファーストに続いて登場したのが、防水表記がフィート(ft)から始まる「フィートファースト」ダイヤルです。

これは主にアメリカ市場向けに作られたと言われており、より流通量が多いのが特徴ですね。

しかし、価値が劣るわけではなく、個人的には「デザインの完成形」として非常に魅力的だと考えています。

初期衝動のMK1〜3に対し、MK4以降はデザインのバランスが整えられた「完成形」のアートピースなんです。

こちらも、主に3つのバリエーションがあります。

種類 主な特徴 先輩からのひと言
MK4 フィートファーストの初期型。「オープン6」が特徴。 全体の書体バランスが最も美しいと感じるファンが多い、優等生的な存在です。
MK5 MK4と酷似するが、王冠マークの形状がわずかに異なる。 非常にマニアックな違いですが、こういう点に気づくと沼にハマります(笑)
MK6 防水表記が再び「クローズ6」に戻る最終型。 最初期への回帰とも取れる仕様。ロレックスの試行錯誤が感じられて面白いですよね。

特にMK4以降のダイヤルは、全体のバランスが非常に美しく、腕につけた時の満足感は格別です。

「ヴィンテージアート」として、どの年代の、どの表情の作品を選ぶか。

このダイヤル選びこそ、赤サブ探しの旅の醍醐味と言えるでしょう。

さらに価値を高める希少仕様(ブラウンダイヤル、Wネーム)

さて、少し余談ですが、このヴィンテージアートの世界には「特別作品」が存在します。

それが、ダイヤルが経年でブラウンに変色した「ブラウンダイヤル(通称:トロピカル)」と、宝飾店ティファニーの名が入った「Wネーム」です。

これらは、通常の赤サブとは比較にならないほどの価値を持つことがあります。

偶然が生んだ奇跡の「ブラウンダイヤル」

当時の塗料が紫外線などの影響で、長い年月をかけて黒から美しいブラウンへと変化した個体。

これは狙って作れるものではなく、まさに偶然が生んだ一点物の絵画です。

均一に、そして深みのあるブラウンに変化した個体は、通常のモデルより数百万円高く評価されることもあります。

コレクター垂涎の「Wネーム」

ニューヨークのティファニー本店で販売された個体には、ダイヤルに「Tiffany & Co.」の文字が。これはもう別格です。

市場に出てくること自体が稀で、もし本物であれば1,000万円を超えるプライスがつくことも。

もし出会うことがあれば、それは一生に一度の幸運かもしれませんね。

赤サブの購入・売却で後悔しないための3つのポイント

  • 【購入編】信頼できる個体を見極める注意点とは?
  • 【売却編】価値を正しく評価してくれる専門店の選び方
  • 付属品の有無で査定額はどれくらい変わるのか?

【購入編】信頼できる個体を見極める注意点とは?

さて、赤サブの魅力と価値を理解した上で、いざ「アートピース」を探す旅に出る。

最高にワクワクする瞬間ですが、同時に最も注意が必要な場面でもあります。

というのも、ヴィンテージ市場には残念ながら偽物や、部品が交換された「残念な個体」も紛れているから。

結論は、信頼できる専門店で、部品の「整合性」までしっかり確認すること。これに尽きます。

リューズを巻き上げる時の「カリカリ」という小気味よい感触。これも重要なチェックポイントです。

コンディションの良いCal.1575は、独特のしっかりとした手応えがあります。

特に気をつけてほしいポイントをまとめました。

購入前に必ずチェックしたい3つの注意点

  • リダンダイヤル:文字盤が後から塗り直されたもの。特に赤い「SUBMARINER」の文字が不自然に綺麗だったり、フォントが滲んでいる場合は要注意。
  • パーツのオリジナル性:針やベゼル、ブレスレットが製造年代と合っているか。ここが違うだけで価値は大きく下がります。
  • ケースの痩せ:過度な研磨(ポリッシュ)で、ケースのエッジが丸まってしまい、本来のシャープな感触が失われている個体。これは元に戻せません。

これらの真贋や状態の判断は、正直なところ、プロでも非常に難しいです。

だからこそ、専門の知識と誠実な対応をしてくれるお店選びが、何よりも重要になるんです。

焦らず、じっくりとあなただけの一本を探してください。

【売却編】価値を正しく評価してくれる専門店の選び方

一方で、大切にしてきた赤サブを手放すことを考えている方もいるでしょう。

その際、「どこに売っても同じだろう」と考えるのは絶対に禁物です。

なぜなら、お店の専門性によって、査定額に数十万、場合によっては100万円以上の差が生まれることも珍しくないから。

結論として、あなたの赤サブの価値を正しく評価してくれるのは、ヴィンテージロレックスの買取・販売実績が豊富な「専門店」だけです。

一般的なリサイクルショップや、ブランド品全般を扱うお店では、先ほど解説したMKダイヤルの違いや、パーツの整合性といった細かな価値を見極めることは困難です。

クラスプを閉じる時の「カチッ」という、しっかりとした音。

こういう細かな部分までチェックし、時計の状態を丁寧に説明してくれる査定士は信頼できますね。

お店を選ぶ際は、必ず複数のお店で見積もりを取り、査定の理由を詳しく聞いてみましょう。

あなたの「アートピース」の価値を最も理解してくれるパートナーを見つけることが、後悔しない売却への第一歩です。

付属品の有無で査定額はどれくらい変わるのか?

最後に、意外と見落としがちな付属品の話をさせてください。

購入した時に付いてきた箱(ボックス)や保証書(ギャランティ)、タグなど。

「こんな古紙に価値なんてあるの?」と思うかもしれませんが、とんでもない。

結論、箱と保証書が揃っているだけで、査定額は数十万円単位で跳ね上がります。

これは、付属品がその時計が「本物である」ことを証明し、コレクターズアイテムとしての価値を完璧にするために不可欠だからです。

想像してみてください。

美術館で、作者不明の絵画と、サインと来歴がはっきりした絵画が並んでいたら、どちらに価値を感じますか?

それと同じなんです。

一般的に、時計本体価格の10%〜20%ほど価値が上乗せされると言われています。500万円の個体なら50万円以上変わる可能性も。

もしご自宅のどこかに眠っているなら、今すぐ探してみてください。

その一枚の紙が、あなたの赤サブの価値を大きく引き上げてくれるはずです。

専門家が断言!赤サブの価値は今後も上昇し続けるのか?

  • ロレックスの戦略が生む「復刻されない」希少価値
  • 長期保有と短期売却、それぞれのメリット・リスク

ロレックスの戦略が生む「復刻されない」希少価値

ここまで読んでくださったあなたが、最後に知りたいのはきっとこれでしょう。

「で、結局、赤サブの価値はこれからも上がり続けるの?」

断言はできませんが、僕個人の見解を言わせてもらうと、「極端な暴落は考えにくく、長期的には価値は上昇し続ける可能性が高い」と考えています。

その最大の理由は、ロレックスという会社のブランド戦略にあります。

ロレックスは、基本的に過去のモデルを「復刻」しません。

常に最新技術で前進し続けるのが彼らのスタイルなんです。

もし赤サブが復刻されれば、オリジナルの価値は間違いなく影響を受けます。

しかし、その可能性は極めて低い。

つまり、現存する個体数がこれ以上増えることは絶対にないのです。

需要が増え続ける一方で、供給は減っていく。

このシンプルな市場原理が、赤サブの価値を未来にわたって支え続ける、と僕は見ています。

長期保有と短期売却、それぞれのメリット・リスク

では、その未来を見据えた上で、「今」どう動くべきか。

これはあなたの目的によって答えが変わってきます。

長期でじっくり資産として育てるのか、今の高値で利益を確定させるのか。

それぞれのメリットとリスクを、正直にまとめてみました。

あなたの目的別・最適な戦略

  • 長期保有(5年以上)
    • メリット:さらなる価値上昇が期待できる。唯一無二の相棒として、経年変化をじっくり楽しめる。
    • リスク:世界的な経済情勢の変化による、一時的な相場下落の可能性。維持には定期的なオーバーホールが必須。
  • 短期売却(1年以内)
    • メリット:記録的な高値圏にある現在の相場で、大きな利益を確定できる。
    • リスク:一度手放すと、同じクオリティの個体に同じ価格で再会するのはほぼ不可能になる。

究極的には、「あなたがその赤サブとどう付き合っていきたいか」が全てです。

ただの投資対象として見るのか、人生を共にするパートナーとして迎えるのか。

そこに正解はありません。ぜひ、ご自身の心とじっくり相談してみてください。

よくあるQ&A

Q1. 赤サブは普段使いできますか?

はい、もちろん可能です。もともとが堅牢なダイバーズウォッチなので、基本的な防水性や耐久性は備えています。ただし、50年前のヴィンテージ品であることは忘れずに。衝撃や磁気には十分注意し、定期的なメンテナンスを心がけることで、最高の相棒として日常を共にできますよ。

Q2. 白サブとの違いは文字の色だけですか?

一番の違いは文字色ですが、それに伴う「製造年代」と「希少性」、そして「市場価値」が全く異なります。赤サブは初期の短期間しか製造されなかったため価値が高く、白サブはその後期モデルとして比較的落ち着いた価格で流通しています。どちらも魅力的なヴィンテージですが、資産価値を重視するなら赤サブに軍配が上がります。

Q3. 修理はロレックスで受け付けてもらえますか?

残念ながら、製造終了から年数が経っているため、日本ロレックスでは修理を受け付けてもらえないケースがほとんどです。しかし、ヴィンテージロレックスを専門に扱う、信頼できる修理工房が国内にはたくさん存在します。専門店で購入する際に、提携している工房などを紹介してもらうのが一番安心ですね。

総括:「ロレックス 赤 サブ 相場」は単なる価格ではなく、歴史への投資である

この記事のポイントをまとめました

  1. 赤サブはサブマリーナー初のデイト付きRef.1680の初期モデル
  2. 価値の本質は歴史的な重要性とわずか数年しか製造されなかった希少性
  3. 現在の相場は一般中古でも350万円以上と高騰している
  4. ダイヤルは希少なメーターファーストと完成形のフィートファーストに大別される
  5. MK1からMK6まで6種類のバリエーションで価値が細分化される
  6. ブラウンダイヤルやWネームは別格の価値を持つことがある
  7. 購入時は部品のオリジナル性と整合性、専門店の選択が最重要
  8. 売却時もヴィンテージに精通した専門店選びで価格が大きく変わる
  9. 箱・保証書の有無で査定額は数十万円以上アップする
  10. ロレックスが復刻しない戦略のため長期的な価値は安定する可能性が高い

こちらの記事も読まれてます

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次