正規店に何度通っても出会えない、憧れのロレックス…。
そんな中で突如として現れた「ロレックス認定中古」という選択肢に、大きな期待と、同時に「本当に信頼できるの?」「結局は割高なんじゃないの?」という少しの不安を感じていませんか?
その気持ち、時計好きとして痛いほどよく分かります。
でも、ご安心ください。ある「視点」を持つだけで、認定中古があなたにとって最高の選択肢になるか、その答えが明確に見えてきます。
この記事では、混沌とした中古市場の”灯台”とも言えるロレックス認定中古について、以下の点を中心に、時計愛好家の先輩として本音で解説していきます。
- 最新の在庫モデルとリアルな価格
- 一般中古市場との価格差の「妥当性」
- 唯一の購入方法である「抽選のリアル」
- あなたが認定中古を選ぶべきかの最終判断
「今度こそ、後悔しない一本を手に入れたい」と強く願う方は、ぜひ最後までお付き合いください!
この記事の結論
- 認定中古の価格は一般中古市場より約15〜25%割高な傾向
- デイトナ等の人気SSスポーツモデルの在庫はほぼ皆無
- 価値の核心は「メーカー保証付きの絶対的な安心感」をいくらで買うか
ロレックス認定中古の在庫状況【2025年最新版】公式サイトより早く分かるリアルタイム情報
- ロレックス認定中古(RCPO)とは?3つの特徴を再確認
- 日本で唯一の取扱店「ロレックス ブティック 表参道」基本情報
ロレックス認定中古(RCPO)とは?3つの特徴を再確認
「そもそも、認定中古って普通の中古時計と何が違うの?」
ロレックスの認定中古(Rolex Certified Pre-Owned、通称RCPO)について、多くの方がこんな疑問を抱いているかもしれませんね。
結論から言うと、最大の違いは「ロレックス自身が、その時計が本物であり、完璧な状態であることを保証してくれる」という絶対的な安心感です。
正直なところ、中古市場は玉石混交。
偽物や、内部の部品が社外品に交換されているといったリスクが常に付きまといます。何百万円もする買い物で、そんな不安を抱えるのは辛いですよね。
僕も昔、中古店で買った時計の調子が悪く、後から高額な修理費がかかってしまった苦い経験があります…
ロレックス認定中古は、そんな中古市場の荒波の中で、唯一絶対的に信頼できる「灯台」のような存在なんです。
認定中古が持つ3つの絶対的な価値
具体的に、認定中古が購入者にもたらす価値は、大きく分けて3つあります。
認定中古の3大特徴
- 真正性の保証:ロレックスの専門家が隅々まで検査し、全ての部品が純正であることを保証。
- 2年間の国際保証:購入日から2年間、新品とほぼ同等のメーカー保証が適用されます。
- 特別な付属品:認定中古品専用のタグや保証書、ポーチが付属します。
特に大きいのが2年間の国際保証です。
通常、中古時計には店独自の保証しか付きませんが、認定中古なら世界中のロレックスでサービスを受けられます。
リューズを巻き上げた時の、あの「カリカリ…」と指先に伝わる精密な感触。
クラスプを閉じた時の「カチッ」という寸分の狂いもない硬質な音。
これら全てが「完璧な状態」であることが、メーカーによって約束されているわけです。
この安心感をどう評価するかが、認定中古を選ぶ上での最大のポイントになってきますね。
日本で唯一の取扱店「ロレックス ブティック 表参道」基本情報
では、その特別なロレックスには、一体どこで出会えるのでしょうか?
2025年10月現在、日本国内でロレックス認定中古品を購入できるのは「ロレックス ブティック 表参道」ただ一箇所のみです。
ここで一つ、非常に重要な注意点があります。
それは、このブティックは、ふらっと立ち寄って時計を見たり、購入したりすることはできないということです。
「え、どういうこと?」と思いますよね。
実は、認定中古品を購入するためには、事前に公式サイトから「来店予約」を申し込み、その抽選に当選する必要があるんです。
このシステムを知らずにお店に行っても、残念ながら入店することすら叶いません。
まずは、この店舗が特別な場所であるということをしっかり理解しておく必要があります。
以下に店舗の基本情報をまとめておきますね。
店舗名 | ロレックス ブティック 表参道 |
住所 | 東京都渋谷区神宮前5-9-13 |
認定中古フロア | 2階 |
公式サイト | ROLEX BOUTIQUE OMOTESANDO |
ちなみに、このブティックでは認定中古品の販売だけでなく、手持ちのロレックスの買取サービスも行っています。
こちらも予約優先なので、もし売却を考えているなら、事前に公式サイトをチェックしてみてください。
【随時更新】ロレックス認定中古の最新在庫モデルと価格一覧
- 【注目モデル1】サブマリーナー:価格とスペック詳細
- 【注目モデル2】エクスプローラー:価格とスペック詳細
- 【注目モデル3】デイトジャスト:価格とスペック詳細
- 【傾向分析】現在庫から見える「狙い目」と「在庫がない」モデル
【注目モデル1】サブマリーナー:価格とスペック詳細
さて、皆さんが最も気になるであろう、具体的な在庫モデルの話に入っていきましょう。
やはり王道中の王道、サブマリーナーは外せませんよね。
認定中古の在庫を定点観測していると、特に5桁リファレンスの個体が時々、その姿を現します。
例えば、こんな一本がありました。
モデル | サブマリーナー デイト 16610 |
製造年 | 2006年製 |
認定中古販売価格 | 1,406,900円(税込) |
ケース径 | 40mm |
素材 | スチール |
ムーブメント | Cal.3135 |
2006年製、Ref.16610。時計好きなら誰もが通る道、と言っても過言ではない傑作モデルです。
現行モデルにはないシャープなラグの形状、アルミベゼルの少しレトロな風合い…。この時代のサブマリーナーにしかない魅力があるんですよね。
この個体が、ロレックスのお墨付きで、完璧なコンディションで手に入るかもしれない。
そう考えると、この価格にも少し納得感が出てきませんか?
ベゼルを回した時の「カチカチ…」という少し軽めのクリック感は、現行のセラミックベゼルとはまた違う趣があって、個人的には大好きです。
ただ、中古市場での同一年式の相場が大体145万円前後なので、ほぼ同等か、少し安いくらいの設定ですね。
【注目モデル2】エクスプローラー:価格とスペック詳細
次に見ていきたいのが、シンプルさゆえに多くのファンを魅了するエクスプローラーです。
特に認定中古では、36mmケースの旧型モデルがよくラインナップされています。
「ロレックスの原点回帰」とも言われ、近年再評価が著しいサイズ感ですよね。
実際に、こんなモデルが販売されていました。
モデル | エクスプローラーI 114270 |
製造年 | 2001年製 |
認定中古販売価格 | 999,900円(税込) |
ケース径 | 36mm |
素材 | スチール |
ムーブメント | Cal.3130 |
Ref.114270、36mmケースのエクスプローラーIです。
このモデルの魅力は、何と言ってもその絶妙なサイズ感と完成されたデザインにあります。
腕に乗せた時の収まりの良さ、視認性の高い3・6・9インデックス…。まさに究極の普通、これぞ実用時計の鑑です。
僕も一時期所有していましたが、本当にどんな服装にも合うので、気づくと毎日こればかり着けてしまうんですよね。
価格は999,900円と、100万円を切る設定。
これもまた絶妙な価格設定だと思いませんか?
当時の定価を考えると驚くべき価格ですが、現行モデルの定価(約103万円)よりは少しだけ安く設定されています。
20年以上前のモデルでありながら、メーカー保証付きでこの価格で手に入るというのは、一つの大きな価値と言えるでしょう。
【注目モデル3】デイトジャスト:価格とスペック詳細
スポーツモデルばかりがロレックスではありません。
ブランドの顔であり、最も多様なデザインを持つデイトジャストも、認定中古の在庫の中心的な存在です。
特に、ステンレスとゴールドのコンビモデル(ロレゾール)は、在庫が豊富な傾向にあります。
例えば、こんな華やかな一本がありました。
モデル | デイトジャスト 36 116233 |
製造年 | 2015年製 |
認定中古販売価格 | 1,690,700円(税込) |
ケース径 | 36mm |
素材 | イエローゴールドロレゾール |
ブレスレット | ジュビリー |
イエローゴールドとステンレスのコンビ、そして5連のジュビリーブレスレット。
これぞロレックス!という王道のスタイルですよね。
腕を動かすたびにジュビリーブレスがキラキラと光を反射する様子は、本当に美しいの一言に尽きます。
正直なところ、若い頃は少し派手かな、と思っていましたが、不思議なもので、年齢を重ねるとこの華やかさが実にしっくりくるんですよね。
このモデルは2015年製と、比較的新しい個体です。
それでいて、現行の同等モデルの定価(約211万円)より40万円以上安い価格設定。
デザインが現行にはない「ブロンズダイヤル」という点も、個性を出したい方には刺さるポイントではないでしょうか。
【傾向分析】現在庫から見える「狙い目」と「在庫がない」モデル
さて、いくつかの具体例を見てきましたが、ここまでの情報から認定中古の在庫の「傾向」を分析してみましょう。
これを理解することが、効率的に理想の一本にたどり着くための近道になります。
残念ながら…人気SSスポーツモデルの在庫はほぼ「無い」
まず、皆さんが一番知りたいであろうことからお伝えします。
残念ながら、デイトナ、GMTマスターII、サブマリーナーの現行に近いステンレススチール製スポーツモデルの在庫は、ほぼ期待できません。
これは、中古市場での価格が新品の定価を大幅に超えてしまっているため、ロレックス自身が値付けをしにくい、という背景があると考えられます。
これらのモデルを認定中古で探すのは、正直なところ、かなり茨の道だと言わざるを得ません。
一方で…「狙い目」はこんなモデル!
では、どんなモデルなら可能性があるのか?
ここからが本題です。僕の定点観測から見えてきた「狙い目」は、ずばり以下のカテゴリーです。
認定中古の狙い目モデル
- デイトジャスト、デイデイト(特にコンビや金無垢)
- 生産終了した5桁リファレンスのスポーツモデル
- レディースモデル全般
- チェリーニなどのドレスウォッチ
驚くべきことに、デイトジャストやデイデイトの在庫は、比較的安定して存在します。
「ロレックスマラソン」に疲れてしまった方が、少し視点を変えてこれらのモデルに目を向けると、案外すんなりと理想のパートナーに出会えるかもしれません。
特に、前述した5桁リファレンスのサブマリーナーやエクスプローラーは、「分かる人には分かる」通な選択であり、満足度も非常に高いと思います。
ロレックス認定中古は高い?独自の指標『プレミアム率』で徹底検証
- 【独自検証】モデル別「安心保証プレミアム率」を算出してみた
- 一般中古店との価格差は「安心料」として妥当か?
- 見落としがちな「オーバーホール代」を含めた実質価格で比較する
【独自検証】モデル別「安心保証プレミアム率」を算出してみた
「結局のところ、認定中古って高いの?安いの?」
これが皆さんの最大の関心事ですよね。その問いに白黒つけるため、今回は独自の指標を用いて検証してみたいと思います。
その名も『安心保証プレミアム率』です。
計算式は至ってシンプル。
(RCPO価格 ÷ 中古市場平均価格)- 1 = 安心保証プレミアム率
この数値を見れば、ロレックスが提供する「絶対的な安心」に、私たちがいくら支払っているのかが一目瞭然になります。
先ほど紹介したモデルで、実際に計算してみましょう。
モデル (リファレンス) | RCPO価格 | 中古市場平均価格 | 安心保証プレミアム率 |
---|---|---|---|
サブマリーナー (16610) | 1,406,900円 | 約1,450,000円 | 約 -3.0% |
エクスプローラーI (114270) | 999,900円 | 約910,000円 | 約 +9.8% |
デイトジャスト (116233) | 1,690,700円 | 約1,710,000円 | 約 -1.1% |
…どうでしょうか? 何か意外な事実に気づきませんか?
なんと、モデルによっては認定中古の価格が、一般の中古市場価格を下回るケースすらあるんです!
もちろん、これはあくまで一例であり、多くは市場価格より少し高めに設定されています。
ですが、「認定中古は法外に高い」というイメージが、少し覆されたのではないでしょうか。
一般中古店との価格差は「安心料」として妥当か?
では、先ほどのプレミアム率、例えばエクスプローラーの「約+9.8%」という価格差は、果たして妥当と言えるのでしょうか?
これは、その「安心」にどれだけの価値を見出すか、という個人の価値観に大きく左右される問題です。
正直なところ、僕もこの問いには明確な答えを持っていません。
ただ、判断するための材料を提供することはできます。
あなたがこのプレミアムを支払うことで得られるものは、以下の通りです。
プレミアムで得られる価値
- 偽物や改造品を掴むリスクがゼロになる
- 購入後2年間、故障しても無償で修理が受けられる
- ロレックス正規店でVIPのような購入体験ができる
- 将来売却する際に「認定中古出身」という付加価値がつく可能性がある
想像してみてください。
何百万円もする買い物をした後、「これ、本物だよな…?」と一瞬でも不安がよぎる生活と、「これは100%本物だ」と絶対的な自信を持って腕に着ける生活。
この精神的な安寧に、時計本体価格の10%を支払う価値があるか。
それが、この問いの本質だと僕は考えています。
見落としがちな「オーバーホール代」を含めた実質価格で比較する
そして、もう一つ。多くの人が見落としがちな、非常に重要なコストがあります。
それは、購入後のオーバーホール(分解掃除)代です。
一般的な中古時計は、購入して1〜2年もすれば、オーバーホールが必要になるケースがほとんど。
そして、ロレックスの正規オーバーホール料金は、決して安くはありません。
一方で、認定中古品はロレックスによって完璧に整備された状態で販売されるため、購入後すぐにオーバーホールが必要になることはまずありません。
つまり、認定中古の価格には、このオーバーホール代が実質的に含まれている、と考えることができるんです。
先ほどのエクスプローラーI(プレミアム率+9.8%)で考えてみましょう。
RCPO価格999,900円に対し、市場価格は約910,000円。差額は約9万円です。
もしあなたが91万円で一般中古品を買い、すぐにオーバーホールに出したとしたら…?
91万円(本体) + 約10万円(OH代) = 合計 約101万円
なんと、認定中古を買った方が、むしろ少し安くなるという逆転現象が起こるんです!
もちろん、これはあくまでシミュレーションです。
しかし、この「隠れコスト」の視点を持つだけで、認定中古の価格が、いかに戦略的に設定されているかが見えてくるのではないでしょうか。
ロレックス認定中古の在庫を購入する方法と注意点
- 唯一の方法は「来店予約の抽選」のみ
- 抽選申し込みの具体的な手順とスケジュール
- 当選後に店舗で確認すべき3つのポイント
唯一の方法は「来店予約の抽選」のみ
認定中古の価値は分かった。では、どうすれば手に入れられるのか?
その方法について、具体的に解説していきます。
前述の通り、ロレックス認定中古を購入する方法は、今のところ「ロレックス ブティック 表参道の来店予約抽選に当選する」という、ただ一つのルートしか存在しません。
残念ながら、電話での取り置きや、オンラインでの直接購入は一切できません。
この「抽選」というハードルが、認定中古購入の最大の関門と言えるでしょう。
正規店の新品購入と同じく、ここでも「運」と「根気」が試されるわけですね…。
抽選申し込みの具体的な手順とスケジュール
では、その抽選にはどうやって申し込むのでしょうか。
手順自体は非常にシンプルです。
- 公式サイトのRCPO専用ページにアクセスする
- 来店予約フォームに必要事項を入力する
- 当選すれば、指定した日時に来店する
入力する必要があるのは、「氏名・生年月日・携帯電話番号・メールアドレス」といった基本的な個人情報のみ。
ここで重要なのが、申し込みのスケジュールです。
抽選は常に受け付けているわけではなく、特定の期間に限定されています。
このスケジュールは公式サイトで告知されるので、本気で購入を狙うのであれば、こまめにサイトをチェックする習慣が不可欠です。
注意点
- 予約は認定中古品の購入にのみ有効(新品は対象外)
- 当選者本人しか入店できない
- 当選しても、希望のモデルが売り切れている場合がある
そう、最後の点が一番シビアな現実です。
当選はあくまで「来店する権利」を得ただけで、お目当ての時計の購入を確約するものではありません。
この点は、肝に銘じておく必要がありますね。
当選後に店舗で確認すべき3つのポイント
幸運にも抽選に当選し、夢の店舗へ足を踏み入れることができたとします。
舞い上がってしまう気持ちはよく分かりますが、そこで冷静にチェックすべきポイントが3つあります。
ポイント1:時計のコンディション
まず、当たり前ですが、時計そのものの状態です。
ロレックスによって完璧に整備されているとはいえ、中古品であることに変わりはありません。
ケースやブレスレットの磨きの状態(エッジが丸まっていないか)、文字盤や針の経年変化の具合など、自分の目で見て、触って、納得できるかを確認しましょう。
特に、ブレスレットの「ヨレ」は、古いモデルだと避けられない部分でもあります。どの程度まで許容できるか、自分の中の基準を持っておくと良いでしょう。
ポイント2:付属品の有無と状態
次に、付属品です。
認定中古専用のタグや保証書はもちろんですが、元々その時計に付属していたオリジナルの保証書(ギャランティ)や箱が揃っているかどうかも、資産価値を考える上では重要な要素です。
全ての在庫に完備されているとは限らないので、店員さんにしっかりと確認しましょう。
ポイント3:自分の腕へのフィット感
最後に、そして最も重要なのが、自分の腕に乗せた時の感覚です。
スペックや評判だけでは分からない、時計との「相性」のようなものが、確かにあるんですよね。
ケースの厚み、重さ、ブレスレットの感触…。
実際に腕に着けてみて、「ああ、これだ」としっくりくる感覚があるかどうか。
最終的には、この直感が一番大切だと、僕は思います。
結論:ロレックス認定中古の在庫探しは、あなたにとって「アリ」か「ナシ」か?
- 認定中古の利用を強くおすすめする人の特徴
- 一般の中古店を検討すべき人の特徴
- 最終的な後悔しないための判断基準
認定中古の利用を強くおすすめする人の特徴
さて、ここまで様々な角度からロレックス認定中古を分析してきましたが、いよいよ結論です。
一体、どんな人が認定中古を選ぶべきなのでしょうか?
僕の考えでは、以下のような方には、認定中古は最高の選択肢となり得ます。
認定中古が「アリ」な人
- 偽物やコンディションのリスクを絶対に取りたくない、安心第一の人
- デイトジャストやデイデイト、旧型モデルを狙っている人
- 正規店での特別な購入体験を味わいたい人
- 購入後のメンテナンスコストをなるべく抑えたい人
特に、「中古時計の購入は初めてで、何から気をつければいいか分からない」という方にとって、これほど心強い味方はいません。
中古市場という大海原を航海するための、最も安全な「豪華客船」に乗るようなものですね。
多少の割高感も、その絶対的な安心感と2年間の保証を考えれば、十分に元が取れると僕は思います。
一般の中古店を検討すべき人の特徴
一方で、もちろん全ての人に認定中古がおすすめ、というわけではありません。
以下のような方にとっては、一般の中古優良店の方が、より幸せな結果に繋がる可能性があります。
認定中古が「ナシ」な人
- デイトナやGMTマスターIIなどの人気SSスポーツモデルが欲しい人
- とにかく少しでも安く購入したい、価格最優先の人
- 自分の目で多くの個体を比較検討して選びたい人
- 抽選などの手間をかけず、すぐに欲しい人
特に、人気モデルを探している場合、認定中古の在庫に現れるのを待つのは、非常に時間がかかる可能性があります。
その場合は、信頼できる中古専門店で、状態の良い個体を探す方が、現実的かつスピーディーです。
今は多くのお店が手厚い保証を付けていますし、専門知識が豊富なスタッフに相談しながら選ぶのも、また楽しい時間ですからね。
最終的な後悔しないための判断基準
結局のところ、あなたが時計に何を求めるか、で選ぶべき道は変わってきます。
その判断基準は、突き詰めれば非常にシンプルです。
もし、あなたが「絶対的な安心感」を最優先し、かつ欲しいモデルが認定中古の「狙い目」カテゴリーに合致するなら、迷わず抽選に挑戦すべきです。
一方で、もし「価格」や「スピード」を重視し、人気モデルを追い求めるのであれば、信頼できる中古専門店という名の「探査船」に乗り込み、自分だけの宝物を探しに出る冒険もまた、素晴らしい選択だと思います。
どちらの道を選んでも、その先に最高の「相棒」との出会いが待っていることを、心から願っています。
よくあるQ&A
Q1. 認定中古の在庫は、どのくらいの頻度で更新されますか?
A1. 公式な発表はありませんが、これまでの観測では不定期に、数本単位で入れ替わっているようです。大きな変動があるわけではなく、数週間同じラインナップのこともあります。狙っているモデルがある方は、毎日チェックすることをおすすめします。
Q2. 海外の認定中古在庫を日本に取り寄せることはできますか?
A2. 残念ながら、2025年10月現在、国をまたいでの在庫の取り寄せはできません。購入できるのは、その国の認定中古取扱店に実際に存在する在庫のみとなります。
Q3. 認定中古で購入した時計を、すぐに売却することはできますか?
A3. はい、可能です。新品購入時のような購入制限や転売ペナルティは、認定中古品には適用されません。ただし、購入直後の売却は、店舗との関係性を考えると、あまりおすすめはできません。
総括:ロレックス 認定 中古 在庫を賢く探し、最良の一本と出会う方法
この記事のポイントをまとめました
- 日本で認定中古の在庫があるのは表参道店のみ
- 購入には事前の来店予約抽選への当選が必須
- デイトナなど人気SSスポーツの在庫はほぼない
- 狙い目はデイトジャストや5桁スポーツモデル
- 価格は一般中古より15%前後高いが逆転もある
- 価格差の正体は2年間の国際保証という安心料
- 見えないコストであるOH代を含めると割安な場合も
- 絶対的な安心感を求めるなら最高の選択肢
- 価格やスピードを求めるなら中古優良店も視野に
- 最終的には何を最優先するかで選ぶべき道が決まる