「ロレックスが欲しいけど、正規店で買えるわけない…」
そんな風に諦めかけていませんか?
告白すると、僕も4年前はショーケースの前で何も言えずに帰ったことがあるんです。「どうせ買えない」って。
でも、特別なコネも、いわゆる「担当」もいない僕が、この4年で3本のロレックスを正規店で購入できたんです。
これは運ゲーじゃありません。「準備」と「戦略」の冒険なんです。
この記事が、そのための具体的な答えです。以下のポイントに沿って解説します。
- コネなしでも正規店で買えた「3つのコツ」
- 正規店・並行・中古のメリットとデメリット比較
- 店員さんに「転売ヤー」と疑われない方法
- 初心者がやりがちな購入の失敗例
「ロレックス購入で絶対に失敗したくない」と思う方は、ぜひ最後までチェックしてみてください!
この記事の結論
- ロレックス購入は「運」ではなく「準備」が9割。
- コネなしでも「来店予約」と「時計への情熱」で勝率は上げられる。
- 高額な買い物で失敗しないために、「買う」前に「借りる」で試すのも賢い選択肢。
結論:ロレックス購入は「運」じゃない。「準備」が9割の理由
ロレックス購入って、よく「タイミングと運」だと言われますよね。
もちろん、それもゼロじゃない。でも、僕が4年で3本買ってみて分かったのは、それだけじゃ絶対に無理だってことです。
ぶっちゃけ、店員さんは「客を選んでいる」と僕は思っています。
考えてみてください。彼らも人間です。
毎日「デイトナありますか?」とだけ聞いてくる人(転売ヤーかも…)と、「このモデルへの憧れが強くて…」と熱く語る人。
もし貴重な在庫が1本だけあったら、どっちに売りたいでしょう?
そう、彼らが見ているのは「本当に時計が好きなのか」「転売しないか」、その一点なんです。
この記事で教える「準備」っていうのは、難しいことじゃありません。
あなたの「本気度」や「時計への愛」を、ちゃんと店員さんに伝えるための、ちょっとした技術(戦略)のことなんです。
【重要】ロレックスの「買い方」は主に3つ|メリット・デメリットを徹底比較
- 1. 正規販売店(AD)で買う【定価】
- 2. 並行輸入店で買う【定価以上】
- 3. 中古・CPO(認定中古)で買う【価格は様々】
1. 正規販売店(AD)で買う【定価】
ロレックス購入の「王道」にして、誰もが憧れるのがこの方法ですよね。
でも、ご存知の通り、今は「在庫がまったくない」「どうせ買えない」という声ばかり…。
まずは、そのメリットとデメリットを冷静に整理してみましょう。
正規店のメリット
- 定価で買える安心感: これが最大のメリット。プレ値とは無縁です。
- 絶対的な本物の保証: 偽物の心配は100%ありません。
- 購入体験(ロマン): あの空間で、新品の時計を受け取る瞬間は、ぶっちゃけ最高です。
僕が体験したんで分かるんですけど、新品のロレックスの保護シールを自分で剥がすあの瞬間…。あれは本当に感動的です。
この「購入体験」こそが、正規店で買う最大のロマンなんですよね。
正規店のデメリット
- とにかく在庫がない: 人気モデル(デイトナ、GMT、サブ)は絶望的です。
- ロレックスマラソンが必要: 買えるまで何度も通い続ける「マラソン」が必須になることも。
- 購入制限がある: 人気モデルは一度買うと5年間買えないなど、ルールがあります。(参照:ロレックス公式サイト)
そう、デメリットはハッキリしていて、「買いたくても買えない」可能性が非常に高いことです。
だからこそ、次の「コツ」のセクションで解説する「準備」が重要になってくるんです。
2. 並行輸入店で買う【定価以上】
「マラソンなんてやってられない!」「今すぐこのモデルが欲しいんだ!」
そう思う気持ち、すごく分かります。正規店では、もしかしたら一生出会えないかもしれませんからね…
そんな時の、いわば「時間をお金で買う」選択肢が、この並行輸入店です。
並行輸入店のメリット
- 欲しいモデルが「お金で買える」: これが全て。在庫があれば、今日にでも手に入ります。
- 正規店にないモデルも選べる: 生産終了したモデルや、海外限定のレアモデルが見つかることも。
並行輸入店のデメリット
- 定価より高い(プレミア価格): 人気モデルは定価の1.5倍〜2倍以上することもザラです。
- 偽物のリスク(※超重要): 信頼できる優良店を選ばないと、偽物を掴むリスクがあります。
- 「買った」というロマンが薄い: 正規店のような特別な購入体験は、正直ありません。
例えば、定価約197万円のデイトナ(Ref.126500LN)が、並行店では400万円を超えることも…。
この「プレミア価格」を許容できるかどうか。それが最大のポイントですね。
3. 中古・CPO(認定中古)で買う【価格は様々】
「新品じゃなくてもいい」「むしろ、生産終了したあのモデルが欲しい」
そんな方には「中古」という選択肢があります。
ただ、中古と聞くと「状態が心配…」「偽物だったらどうしよう…」って不安になりますよね。
中古・CPOのメリット
- 生産終了モデルが買える: 5桁リファレンスなど、ヴィンテージの「相棒」を探せます。
- 価格が比較的安い(場合がある): 人気モデル以外は、新品の並行価格より安く買えることも。
- CPO(認定中古)の安心感: ロレックス自身が本物と認定し、保証を付けた中古品(RCPO)も登場しました。
中古・CPOのデメリット
- 状態の見極めが難しい: キズ、研磨(ポリッシュ)の有無など、素人目には判断が困難です。
- CPOはまだ高額&品薄: ロレックス認定中古は、安心な分、価格は高めです。
SNSを見ると、「中古で安く買えた!最高!」という声もあれば、「よく見たらケースが痩せてた(磨かれすぎてた)…」という失敗談も。
中古やCPOを選ぶなら、並行店以上に「信頼できる店選び」が命綱になりますね。
買う前に「試す」という賢い選択肢|レンタルサービス(カリトケ)
「3つの買い方は分かったけど、やっぱり高額すぎて怖い…」
「デイトジャストの36mmと41mmで、サイズ感を確かめたい」
「マラソンの前に、実物を1週間ほどじっくり着けてみたい」
その気持ち、よーく分かります。時計はスペック表じゃ分からない、「腕に乗せた時の高揚感」がすべてだったりしますからね。
そんな不安があるなら、「買う」前に「借りる」のが最強の自己防衛です。
僕も昔、エクスプローラーI のサイズ感で迷った時、正直に言うとレンタルサービスを使ったことがあります(笑)
結果、自分には36mmが「相棒」としてしっくりくると確信できたんですよね。
もし購入前に不安をゼロにしたいなら、「カリトケ」のようなレンタルサービスで一度試着してみるのも、賢い「買い方」の一つですよ。
\月額5,280円(税込)からロレックスをお試し可能/
【本題】コネなし・担当なしで正規店購入を成功させた「3つのコツ」
お待たせしました。ここからが本題です。
僕が特別なコネも、いわゆる「担当」さんもいない状態から、4年で3本(GMTマスターIIやサブマリーナー・デイトを含む)を正規店で買えた理由。
それは、これからお話しする「3つのコツ」を、地道に、本当に地道に徹底したからだと思っています。
- コツ①:「来店予約」を制する者が、勝負の土俵に立てる
- コツ②:会話は「尋問」じゃない。「情熱」を伝えるプレゼンだ
- コツ③:服装は「金持ちアピール」が目的じゃない
コツ①:「来店予約」を制する者が、勝負の土俵に立てる
まず、今のロレックス正規店は、大きく分けて2つの入り方があります。
- フリー来店(予約なしで入る)
- 来店予約(事前にネットで予約・抽選する)
「フリー来店じゃもう無理」という噂もありますが、僕の3本のうち1本はフリー来店(平日の空いている時間)で買えました。
なので、チャンスはゼロじゃありません。
でも、本気で人気モデルを狙うなら、本命は間違いなく「来店予約」です。
特に、ロレックス ブティック レキシアさんや、ヒルトンプラザ大阪さんのような新店舗・大型店は、来店予約システムを導入していることが多いですよね。
ぶっちゃけ、この抽選を当てるのが第一関門。
僕が予約をGETできたのは、やっぱり「平日」でした。土日に比べて、どうしても競争率が下がるんだと思います。
来店予約の心構え
- 本命モデルがあるなら、フリー来店と並行して「来店予約」の抽選に申し込み続ける。
- 土日しか行けない…という人も、諦めずに毎週エントリーするのが大事。
- 狙い目は、競争率が下がりやすい「平日の日中」。
フリー来店で「在庫がありません」と1分で終わる勝負を10回するより、予約して確保された30分でじっくり話す1回の方が、間違いなく勝率は上がります。
コツ②:会話は「尋問」じゃない。「情熱」を伝えるプレゼンだ
さて、入店できました。店員さんが優しく話しかけてくれます。
「ご希望のモデルはございますか?」
ここが、あなたの冒険の正念場です。
ここで、初心者が一番やりがちなNG回答が、これ。
この一言で、あなたの印象は「(あ、転売ヤーか、何も知らない人だな…)」と、ほぼ確定してしまいます。
なぜなら、「本気のファン」は、そのモデルの「何に」惹かれているかを語れるはずだから。
僕がGMTマスターII(バットマン)を買えた時に伝えたのは、こんな内容です。
僕がGMTマスターを買えた時の模範解答
- 【結論】希望モデルを具体的に伝える
「GMTマスターIIの、青黒ベゼルのモデル(Ref.126710BLNR)を探しています」 - 【理由】なぜ、そのモデルが欲しいのか
「仕事で海外とやり取りすることが多く、2つの時間を瞬時に把握できる機能性に惹かれていて…」 - 【情熱】どう使いたいか、どれだけ好きか
「いつか海外出張の『相棒』として着けていくのが夢なんです。特にこの青と黒のセラミックの輝きが…(以下、時計愛)」
そう、これは「尋問」じゃないんです。あなたの「情熱」を伝えるプレゼンテーションなんですよね。
「何でもいいから人気モデルが欲しい人」ではなく、「このモデルじゃなきゃダメなんだ」という本気度を、あなたの言葉で伝えるんです。
それこそが、店員さんの心を動かす唯一の方法だと、僕は信じています。
コツ③:服装は「金持ちアピール」が目的じゃない
「ロレックスに行くんだから、良い服を着ていかないと…」
この「服装で判断される」という噂も、半分本当で半分嘘です。
僕が実際に体験して感じた「正解」は、こうです。
NGな服装:
ハイブランドのロゴがデカデカと入った服、ギラギラしたアクセサリー。いわゆる「金持ちアピール」全開の格好。
→ これは逆効果です。「お金持ってますよ」アピールは、転売ヤーの典型的なイメージと重なってしまう可能性があります。
推奨する服装:
「清潔感のある、少しキレイめな格好」。ジャケパンや、シンプルなシャツにスラックス、などで十分です。
→ 要は、「この人になら安心して時計を任せられる」という信頼感、誠実さが伝わる服装がベストなんです。
また、「時計はしていくべき?」という質問も多いですよね。
僕が3本買えた時、着けていたのは全てロレックス「以外」の時計でした。(うち1本はG-SHOCKでした(笑))
ロレックスを着けていくと「もう持ってるんですね」で話が終わる可能性がありますが、他社や別の時計だと「なぜ今回ロレックスを?」と、会話が広がるきっかけになるんです。
「売ってもらう」んじゃない。「貴重な時計を、自分に譲っていただく」という、「買わせていただく」の精神。これが一番、店員さんに響くんだと思います。
初心者がやりがちな「買い方」の失敗例ワースト3
ここまでの「コツ」を踏まえて、初心者の頃の僕がやりかけた(そしてSNSでよく見る)失敗例を3つ、共有しておきます。
この「地雷」だけは、絶対に踏まないようにしてください。
- 入店して一言「在庫ありますか?」
先ほどの「デイトナありますか?」と同じです。情熱ゼロ、ただの在庫確認。これでは店員さんの心は1ミリも動きません。 - 並行店の安すぎる価格に飛びついて偽物を掴む
「相場より50万も安い!ラッキー!」…それはラッキーじゃありません。詐欺です。特にネットオークションやフリマアプリには、精巧な偽物(スーパーコピー)が紛れています。 - SNSの噂を鵜呑みにして、自分に合わないモデルを焦って買う
「今、オイパペのターコイズが熱いらしい!」と聞いて、よく考えずに買う。でも、自分の服装やライフスタイルに合わず、結局使わなくなる…。高額な買い物だからこそ、流行じゃなく「自分の相棒」を探すべきです。
ロレックス購入後に考えること(資産価値と維持費)
ロレックスは「買って終わり」じゃない。そこがまた、面白いところなんですよね。
手に入れた「相棒」と、長く、最高の関係で付き合っていくために、2つのことを頭に入れておきましょう。
「資産価値」は本当?モデル別リセールバリューの考え方
よく「ロレックスは資産だ」と言われます。これは半分本当です。
デイトナやGMTマスターIIのような一部のスポーツモデルは、買った時の定価よりも、中古市場での売値(リセールバリュー)の方が高いという、不思議な現象が起きています。
かといって、全てのモデルがそうなるわけじゃありません。
でも、他のブランドに比べて価値が落ちにくいのは事実。万が一、次の時計が欲しくなった時に「高く売れる」という安心感は、大きな魅力ですよね。
買って終わりじゃない。オーバーホール(維持費)も計算に入れよう
ロレックスは精密な機械式時計です。最高の状態を保つには、数年に一度の「オーバーホール(分解掃除)」が必要です。
これが、だいたい5万円〜10万円ほどかかります。
「買ったら、あとはタダ」じゃないんですよね。
車検と同じで、最高の「相棒」でいてもらうための、大切なメンテナンス費用。これも含めて、購入計画を立ててみてください。
よくあるQ&A
最後に、ロレックスの買い方に関して、僕がよく聞かれる質問に答えておきますね。
Q. ロレックスマラソンは本当に必要ですか?
A. 結論、人気モデル(デイトナ、GMT、サブ)を本気で狙うなら、必要になる可能性が高いです。
ただ、やみくもに通う「マラソン」は非効率。それよりも、この記事で紹介した「来店予約」の抽選に参加したり、平日の空いた時間に「情熱を伝える」会話をしに行く方が、よほど建設的だと僕は思います。
Q. 狙い目のモデルや買いやすいお店はありますか?
A. あります。ぶっちゃけ、デイトナやGMTよりは、「デイトジャスト(DJ)」や「オイスターパーペチュアル(オイパペ)」の方が、出会える確率は高いです。
これらのモデルは、文字盤やサイズのバリエーションが数百種類もあるため、在庫が比較的豊富なんです。DJやオイパペで店員さんとの信頼関係を築き、次のステップに進む…というのも王道の戦略ですね。
Q. 支払い方法はどうしましたか?
A. 僕は3本ともクレジットカード一括払いです。
数百万円の買い物になるので、ポイントも大きいですからね(笑)ただし、カードの利用限度額には注意してください。購入が決まってから「限度額オーバーで買えません…」なんてことになったら、泣くに泣けません。事前に限度額の確認や、一時的な増額申請をしておくことを強くオススメします。
Q. 転売と疑われないためには何が一番大事ですか?
A. 「謙虚な姿勢」と「具体的な時計への情熱」、この2つに尽きます。
横柄な態度や、「なんでもいいから」という態度は絶対NGです。「自分は、このモデルを、こういう理由で、こんな風に人生の相棒として使っていきたいんです」と、誠実に伝えること。これしかありません。
総括:「ロレックスの買い方」で迷わないための全戦略
この記事のポイントをまとめました
- ロレックス購入は「運」ではなく「準備」が9割
- 店員さんは「転売しないか」「時計が好きか」を見ている
- 買い方は「正規店」「並行店」「中古」の3つ
- 正規店は定価とロマン、並行店は在庫と価格が特徴
- 高額な買い物で後悔しないため「レンタル」で試すのも手
- 勝率を上げるコツは「来店予約」を制すること
- 会話では「なぜ欲しいか」「どう使いたいか」の情熱を語る
- 服装は金持ちアピールより「清潔感」と「謙虚な姿勢」
- 「在庫ありますか?」の一言はNGワード
- 購入後も「資産価値」や「維持費」まで考える