【実録】私がロレックスを二度と買わないと決めた日

「ロレックスマラソン」にもうウンザリだ…。

時計が好きだったはずなのに、正規店を回るたびに「在庫がない」という言葉を聞かされ、いつの間にか「資産価値」や「転売ヤー」の話ばかり。

正直、もう疲弊してしまった…。

あなたも、そんな「失望」や「怒り」を感じていませんか？

この記事は、私が「ロレックスを二度と買わない」と決意するまでの、愛憎と決別の全記録、「告白録」です。

これは単なる批判記事ではありません。かつて心の底からロレックスを愛したからこそ、今の「システム」が許せない…。その生々しい心の軌跡です。

この記事が、あなたのその「モヤモヤした感情」の答えです。以下のポイントに沿って、私の実体験を告白します。

• 私がかつて熱狂した「歓喜」の記憶
• 愛好家の尊厳を踏みにじった5つの「失望体験」
• 「モノは愛し、システムは憎い」という愛憎の結論
• この「ゲーム」から抜け出すための賢い「出口戦略」

この馬鹿馬鹿しい「ゲーム」に、私と同じように疲弊している方だけ、ぜひ最後までお付き合いください。

「ロレックスを二度と買わない」と決めた私がかつて熱狂した理由

この記事を、「なぜ二度と買わないか」という失望や怒りの話から始めたくはありません。

なぜなら、あなたと同じように、私のロレックスへの愛は「本物」だったからです。

その「歓喜」が深ければ深いほど、裏切られた時の「失望」もまた、深くなるのですから。

初めて腕にした時の「本物」の重みと高揚感

私が初めて手にしたロレックスは、なけなしのボーナスを握りしめて買った、一本のデイトジャストでした。

今でも、あの日の高揚感を忘れることができません。

腕に乗せた時の、あのずっしりと、それでいて肌に吸い付くような、ひんやりとしたステンレスケースの感触。

リューズを巻き上げた時の、あの『カリカリ…』という、他のどの時計とも違う、精密機械だけが奏でる、硬質で心地よい音。

そして、まるで切りたてのバターのように、ダイヤルの上を滑らかに流れていく秒針…。

すべてが完璧でした。

「これが『本物』か」と。

正直、自分が社会に認められたような、ようやく『本物の大人』の仲間入りができたような、そんな青臭い感動に打ち震えていたんです。

人生の節目を刻んできた「相棒」としての記憶

それから、ロレックスはいつも私の「節目」にありました。

大きなプロジェクトを不眠不休でやり遂げた日。

結婚を決め、震える声でプロポーズした日。

ロレックスは、もはや単なる「時計」ではありませんでした。

辛い時に腕の『相棒』を眺め、「こいつが買えるまで頑張ったんだ」と自分を奮い立たせてきた、私の努力を唯一、肯定してくれる「勲章」だったんです。

それは私の人生の一部でした。

だからこそ、愛していたんです。

そして、だからこそ…。
今の彼らの「やり方」が、許せないのです。

なぜ私は「ロレックスは二度と買わない」と誓ったのか？5つの失望体験

あれほど愛した「相棒」が、なぜ今、これほど憎しみの対象にすらなり得るのか。

それは、残酷な事実ですが、私たちが愛した「時計」そのものではなく、それを取り巻く「システム」が、根底から腐敗してしまったからです。

これは、私が体験した、愛が失望に変わるまでの5つの決定的な「失望」の告白です。

屈辱的な「ロレックスマラソン」と“お伺い”を立てる日々

ロレックスマラソン…。もう、この言葉を聞くだけでウンザリします。

冷静に考えて、これほど異常な「買い物」がありますか？

数百万円を支払う「客」であるはずの私たちが、なぜ何度も店に足を運び、丁重に、まるで“お伺い”を立てるように「在庫はございませんか？」と頭を下げなければならないのか。

これはもはや、買い物という対等な行為ではありません。

ブランド側が顧客を選別し、忠誠心を試すための、屈辱的な「儀式」です。

時計愛好家としての尊厳はどこへ行ったのか。
私たちはただ、欲しい時計を、正当な対価で買いたいだけ。

それなのに、いつの間にか「買えるかどうか」という馬鹿馬鹿しい『ゲーム』のプレイヤーにされてしまっているのです。

「あの…転売ヤーですか？」と疑われた日の嫌悪感

時計愛好家として、これほどプライドを傷つけられた日はありません。

ある日、いつものように正規店を訪れ、ショーケースを眺めていた時のこと。

純粋に、ただ純粋に（どうせ買えないと知りつつも）時計の造形美に見とれていた私に、店員の冷ややかな視線が突き刺さりました。

その目は、明らかにこう言っていました。

「どうせ、転売目的だろう」と。

全身の血が逆流するような嫌悪感を覚えました。
私たちは、あんな連中と「同類」だと思われているのか、と。

Yahoo!知恵袋にも「周りで（ロレックスを）身につけてる人が、個人的に嫌な人が非常に多かった」という悲しい声がありました。

残念ながら、これが現実です。

純粋な愛好家である私たちが、なぜか世間から「ロレックス＝嫌な奴」というレッテルを貼られ、肩身の狭い思いをしなければならない。
こんな理不尽がありますか？

 長年通ったAD（正規店）の閉店と「ブランドの裏切り」

そして、私の心が完全に折れた、決定的な出来事が起こります。

私には、10年以上通い詰めた、家族経営の小さなAD（正規店）がありました。
時計の知識が豊富で、いつも情熱的に「時計愛」を語ってくれる、大好きな店長がいた店です。

ある日、その店の前を通りかかると、「閉店」の張り紙が。

慌てて店長に連絡すると、彼は泣きながら教えてくれました。
「ロレックス本社から、一方的に契約を切られた」と。

その理由は、たった一言。「郵便番号の調整」のため。

傷が怖くて使えない…「所有」が「恐怖」に変わった瞬間

「時計は使ってこそ」。それが私の信条でした。

しかし、近年の異常な価格高騰が、その信条すらも破壊しました。

デイトナが500万円？ サブマリーナーが200万円？
正直、馬鹿馬鹿しい。

私が体験したんで分かるんですけど、100万円で買った時計が200万円の価値を持ってしまうと、もう怖くて日常で使えないんです。

「傷がついたら価値が下がる」「満員電車でぶつけたらどうしよう」

かつてあれほど感じていた「所有する喜び」は、いつの間にか「傷や紛失におびえる恐怖」に変わってしまいました。

これでは「相棒」ではありません。
ただの「金庫の肥やし」であり、もはや時計ですらないのです。

本気でやらない「転売対策」とブヘラー買収の「答え合わせ」

そして、最後のダメ押しです。

ブランドは「転売対策を強化します」とポーズだけは見せ続けます。

でも、本気でそう思いますか？

彼らが本気で転売を潰す気がないことなんて、私たち愛好家はとっくに気づいています。
なぜなら、この「品薄」という熱狂こそが、彼らのブランド価値を吊り上げる、何よりの『燃料』なのですから。

そして、その「答え合わせ」が、世界最大のAD「ブヘラー（Bucherer）」の買収でした。

小さなADを切り捨て、巨大な流通網を自ら手に入れる。

これでハッキリしました。

彼らが選んだのは、私たち「愛好家」ではなく、「流通の完全な支配」だったのです。
私たちはもう、彼らの「ゲーム」の観客ですらない。ただの駒だったのです。

「モノは愛し、システムは憎い」

ここまで読んでくださったあなたも、きっと私と同じジレンマを抱えているはずです。

「時計自体は、今でも美しいと思う。だが、この狂ったシステムは、心の底から軽蔑する」

このどうしようもない矛盾を、私たち愛好家はどう解消すればいいのか。

これが、私が出した「答え」です。

愛しているからこそ、この「ゲーム」から『救出』する

モノに罪はありません。

そうです。愛しているからこそ、許せないのです。

自分が人生を共にしてきた、あの美しい「相棒」が、今や投機マネーの「駒」にされ、時計への愛もない連中の「見栄の道具」として消費されていることが。

だから、私は決めました。

この馬鹿馬鹿しい「ゲーム」の盤上から、私の大切な「相棒」を、私自身の手で『救出』する、と。

そして、その「相棒」が持つ本来の価値（＝今の市場価格）を、1円残らず最大化した上で、この狂ったシステムと完全に「決別」する、と。

それが、私が愛した時計への、最後の「誠意」だと思ったのです。

私たちが選べる、3つの「出口戦略」

この「ロレックス教」という名の熱病から目覚め、心の平穏を取り戻すための「出口戦略」は、具体的に3つあります。

もし、あなたが私と同じ「決別」を選ぶなら。あるいは、「関係性の変更」を選ぶとしても。

次に進むための、具体的な方法を提案します。

二度と買わないなら、最後の「清算」で絶対に損をするな

「ロレックスを二度と買わない」と決めた私たち、愛好家が、最後の「清算（＝売却）」の場面でまで、買い叩かれては、あまりにも惨めだと思いませんか？

もう二度と、彼らの「ゲーム」で損をしてはいけません。

私たちがマラソンで費やした時間と、踏みにじられた尊厳の対価として、正当な（＝最高の）金額を受け取る。
それこそが、唯一の「落とし前」です。

そのための、最も賢い戦略を2つ、提案します。

戦略A：【専門家を信じる】「モノの価値」を最大化する高額査定

まず大前提として、個人売買（オークションサイトなど）は、正直リスクが高すぎます。
偽物とのすり替え被害や、個人情報のトラブルなど、最後の最後で嫌な思いをする可能性を排除できません。

あなたが『救出』したい「相棒」は、あなたが思っている以上に複雑な価値を持っています。

年式、ダイヤルのわずかな焼け、付属品（ギャラや箱）の有無…。

素人目には同じに見えても、査定額は平気で数十万円変わります。

その「本当の価値」を正確に見抜けるのは、日々膨大な数のロレックスを扱っている「専門家」だけです。

買取大吉のような全国に店舗網を持ち、ロレックスの最新相場を知り尽くした専門買取店は、あなたの「相棒」の価値を最大化してくれます。

彼らは「安く買う」ことではなく、「良い品を適正価格で仕入れる」ことを目的としていますから、信頼できるんです。

まずは、あなたの『相棒』が今、どれほどの価値を持っているのか。
その「本当の価値」を聞くだけでも、世界が変わるかもしれませんよ。

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戦略B：【システムを信じる】買い叩かれる不安をゼロにする比較査定

「一社だけの査定だと、結局、安く見積もられていないか不安だ…」

その気持ち、痛いほどわかります。

私たちはもう、誰かの「言いなり」になるのはウンザリなんです。

それなら、話は簡単です。
「複数社」を、同時に「競わせれば」いい。

自宅にいながら、スマホ一つで、複数の優良買取店があなたの時計に対して「ウチなら〇〇万円で買います！」と「最高値」を提示してくれるシステムがあります。

あなたは、その中で一番高い金額を提示したところに、堂々と売ればいいだけ。

みんなの買取のような一括査定サービスなら、買い叩かれる心配は物理的にゼロです。

もう、面倒な価格交渉や駆け引きは一切不要なんです。

これこそ、私たちが「ゲーム」の主導権を取り戻す、最も賢い方法だと思いませんか？

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「所有」の呪縛から逃れる「レンタル」という選択肢

もし、「完全な決別」までは、まだ踏み切れない。

でも、「所有の恐怖」や「維持費のストレス」からは今すぐにでも逃れたい…。

そんなあなたには、「出口戦略」の2番目、「借りる」という選択肢も賢明です。

カリトケのようなレンタルサービスなら、維持費も、傷の心配も、社会的ストレスも一切ありません。

「良い時計」の、純粋な「エッセンス」だけを楽しむ。

これもまた、ロレックスという『幻想』から賢く「脱会」する、一つの立派な形です。

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ロレックスを二度と買わないと決めた私が見つけた「次の相棒」

ロレックスという「幻想」、あるいは「呪縛」から解放された今、私たちの目の前には、広大で素晴らしい「時計の海」が再び広がっています。

かつて、Yahoo!知恵袋で、あるセイコーファンがこう語っていました。

「ロレックスは二度と買わない。ロンジンはいいぞ」と。

まさに、それです。

私たちがロレックスに失望したのは、彼らが失った「誠実さ」や「愛好家へのリスペクト」でした。

では、その価値を今も持ち続けている、素晴らしいブランドたちに、もう一度目を向けてみませんか？

「歓喜」と「誠実さ」で選ぶ、次の相棒候補

これは、私が「もし今、あの時のロレックス（仮に清算して300万円が手元にあるとする）を手放したら」と考える、リアルなシミュレーションです。

私はもう、1本で300万円の時計は買いません。

その資金で、「歓喜」と「誠実さ」の象徴として、素晴らしい時計を2本、手に入れます。

ロレックス以外にも、世界にはこんなに魅力的なモデルがたくさんあります。

＞＞ロレックス以外の人気モデルも、ここで一度チェックしてみる

よくあるQ&A

Q1. 「ロレックスを二度と買わない」と言いつつ、また欲しくなりませんか？

正直、時計そのもの（モノ）への未練がゼロとは言いません。
しかし、あの「屈辱的な購入プロセス」を二度と体験したくない、という気持ちの方が遥かに強いです。

一度「脱会」して冷静になると、いかに自分が異常な「熱病」に浮かされていたかが分かり、欲しくなるというより「馬鹿馬鹿しかったな」という気持ちが先に立ちますね。

Q2. ロレックスを今売るのは損じゃないですか？

これは、多くの人が誤解している点です。

「売って後悔する」のは、価格が安かった時代の話か、あるいは安く買い叩かれた人の話です。

今は、異常な円安と世界的な需要過多で、ロレックスの買取価格は「歴史的な最高値圏」にあります。
「損」どころか、あなたが買った時の金額より、遥かに高く売れる可能性が極めて高い。

失望したブランドの株を、最高値で売り抜ける。
これは「損」ではなく、最も賢い「利確」だと私は思います。

Q3. ロレックス以外で、本当に「資産価値」がある時計は？

もし、ロレックスと同じような「投機的な資産価値」を求めるのであれば、答えは「ありません」。
あの異常な高騰は、ロレックスという「カルト」だからこそ起きた現象です。

しかし、「価値が下がりにくい」という意味での「資産価値」なら、H3の独自コンテンツで紹介したグランドセイコーやオメガの定番モデルは、非常に優秀です。

ただ、一度「熱病」から冷めた私たち愛好家は、もう「資産価値」という呪縛から解放されて、純粋に「自分が使いたい相棒」を選ぶべきだ、と私は強く思います。

総括：ロレックスを二度と買わないと決めた今、本当に思うこと

この記事のポイントをまとめました

1. 私がロレックスに熱狂したのは「本物の重み」と「人生の相棒」という歓喜だった
2. 「ロレックスを二度と買わない」と決めた理由は、ブランドによる「裏切り」だ
3. マラソンという屈辱的な「儀式」は、愛好家の尊厳を踏みにじるものだ
4. 長年連れ添ったADを切り捨てる冷酷な姿勢に、私の愛は冷めた
5. 「所有の喜び」は「傷への恐怖」に変わり、時計は「金庫の肥やし」となった
6. ブヘラー買収は、ブランドが「愛好家」より「流通支配」を選んだ答えだ
7. DUQの答え：モノへの愛があるからこそ、この狂ったシステムから「救出（＝売却）」する
8. 出口戦略は「関係変更（レンタル）」か「完全決別（売却）」の二択だ
9. 最後の清算で損をしないため、「専門家（A）」か「比較査定（B）」を選ぶべきだ
10. 幻想から覚めれば、グランドセイコーなど「誠実な」ブランドが待っている

最後のメッセージ：あなたの「時計愛」は、間違っていない

「ロレックスを二度と買わない」

その決断は、あなたがロレックスを憎んでいるからではありません。

逆です。

あなたが、他の誰よりも「時計」を、そして「かつてのロレックス」を、心の底から愛していたからです。

その純粋な「時計愛」は、何一つ間違っていません。

間違っているのは、その愛を踏み台にし、愛好家を裏切り、投機マネーの「ゲーム」に溺れた、今のブランドの「システム」の方です。

あなたの「相棒」を、その狂ったゲームから救い出し、賢く「清算」すること。

それは、あなたが新しい、もっと誠実な「相棒」と出会うための、最も誇りある「スタートライン」なのですから。

もし、あなたが「売却」という賢明な決断を下し、その背中を押す「具体的なノウハウ」が必要なら、こちらの記事もあなたの武器になるはずです。

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