ロレックスを身に着けることに、ふと「気恥ずかしさ」や「不安」を感じてはいませんか?
ネットの掲示板で「ロレックスはダサい」なんて書き込みを見て、愛機をクローゼットにしまい込もうとしているなら、少しだけ待ってください。
私はこれまで数千本の高級時計と向き合い、その相場が狂乱し、あるいは静まり返る様を特等席で見てきました。
そのバイヤーとしての視点から断言します。
今、ロレックスを「時代遅れ」と切り捨てるのは、金鉱脈を目の前にしてスコップを捨てるようなものです。
冷徹なデータと、時計が刻む鼓動の両面から、その真実を解き明かしましょう。
- 【事実】「時代遅れ」の声は一部のデザインとApple Watch普及による一時的な錯覚
- 【衝撃】2025年は「9年ぶりの買い時」相場が底を打ち、次なる上昇への準備期間
- 【徹底比較】Apple Watchを10年買い替えるvsロレックスを10年持つ、実質コストの差
- 【資産防衛】ボロボロの故障品でも価値がつく、ロレックス独自の「出口戦略」
なぜロレックスは時代遅れという声が上がるのか?

- 1980年代の「成金・バブル」の残像
- Apple Watch等のスマートウォッチ普及による「古い」というイメージ
- 時計の価値を「便利さ」だけで測ることの危うさ
1980年代の「成金・バブル」の残像
まず、私たちが認めなければならないのは、ロレックスが背負ってしまった「歴史的な宿命」です。具体的には、1980年代後半から90年代初頭にかけてのバブル経済の記憶です。
当時のロレックス、特にデイトジャストの金無垢やコンビモデルは、成功の証というよりも「成金の記号」として、あまりにも記号化されすぎてしまいました。
派手なダブルのスーツに、ギラギラと輝く18Kゴールドのロレックス。あの強烈なビジュアルが、今の30代や40代の親世代、あるいは上司世代のイメージとして固着しているのです。
(正直、私自身も古い映画などでその描写を見ると『うわ、重たいな……』と感じることがあります。あの時代特有の、むせ返るような欲望の匂いがするからです)
しかし、今のロレックスは違います。現行モデルのステンレススチールは、驚くほど緻密で、マットな質感を巧みに使い分けた、むしろ「ストイックな工芸品」に近い佇まいをしています。
それなのに、一度刷り込まれた「おじさんの時計」「成金の道具」というレッテルは、なかなか剥がれません。これが「時代遅れ」と感じさせる正体の一つです。
例えば、32歳のIT企業勤務のAさんのエピソードを紹介しましょう。彼は念願のサブマリーナーを購入し、勇気を出して合コンに着けていきました。
ところが、相手の女性から「それ、お父さんのお下がり?」と聞かれて絶句したといいます。彼女の目には、ロレックス=古い世代の持ち物、というフィルターがかかっていたのです。
こうした「世代間のイメージの断絶」が、一部の層にロレックスを過去の遺物だと思わせてしまう。これは非常に不幸な誤解ですが、裏を返せば、それだけロレックスというブランドが長く、深く、日本社会に根付いている証拠でもあるのです。
Apple Watch等のスマートウォッチ普及による「古い」というイメージ
もう一つの大きな要因は、言うまでもなく「シリコンバレーの黒い刺客」、Apple Watchに代表されるスマートウォッチの台頭です。
腕に巻くデバイスが「情報を処理する端末」に変わった現代において、ゼンマイと歯車だけで動く機械式時計を「時代遅れ」と呼ぶのは、ある意味では論理的かもしれません。
「スマホで正確な時間がわかるのに、なぜ何百万も出して、しかも数秒ズレるかもしれない道具を買うの?」という問いに対して、ぐうの音も出ない若者が増えているのは事実です。
特に、シリコン製のバンドに四角いディスプレイというスタイルが「現代の標準」になった今、ずっしりと重い金属のブレスレットは、ある種の人々には「重機」のように古めかしく映るのでしょう。
(カチカチという機械音よりも、バイブレーションによる通知の方が『スマート』だという価値観ですね。確かに便利です、私も一時期併用していましたから分かります)
ですが、ここで考えてほしいことがあります。果たして「便利さ」だけが、人間の幸福を決定するのでしょうか?
例えば、40代の建築家Bさんは、仕事ではApple Watchを愛用していましたが、ある日、ふと自分の腕を見て「消耗品に囲まれている自分」に虚しさを感じたそうです。
スマートウォッチは3年もすればOSが重くなり、バッテリーが劣化し、数年後には「ただの燃えないゴミ」になります。最新鋭だと思っていたものが、あっという間に「真の時代遅れ」に成り下がる。
一方で、Bさんの手元に返ってきた古いエクスプローラーⅠは、20年前と変わらぬ鼓動を刻んでいました。どちらが本当に「時代」に翻弄されているか、答えは明白です。
今、あえて機械式時計を選ぶことは、利便性への反旗であり、自分自身のアイデンティティを「アップデートされない普遍的な価値」に預けるという、極めて現代的な意思表示なのです。
時計の価値を「便利さ」だけで測ることの危うさ
「時代遅れ」という言葉の裏には、「新しいもの=善」という短絡的な思考が隠れています。しかし、ラグジュアリーの世界において、そのルールは通用しません。
むしろ、時間が経てば経つほど価値が研ぎ澄まされるものこそが、真のラグジュアリーです。ロレックスは、その最右翼に位置するブランドと言えます。
その時、私は彼に、正確さや機能性の話を一切しませんでした。代わりに、この時計が持つ「重力の不在」のような感覚について話したのを覚えています。
電子回路にはない、職人が手作業で調整した脱進機の動き。それは、効率化が極限まで進んだ現代において、人間が人間らしくあるための「余裕」や「遊び」のようなものです。
「時代遅れ」と言われることを恐れる必要はありません。むしろ、誰もが同じデジタル端末を腕に巻く中で、数十年、あるいは数百年変わらない機構を愛でることは、最高の贅沢ではないでしょうか。
今の世の中は、あまりにも「速さ」と「安さ」に特化しすぎています。そんな時代だからこそ、重厚な金属の質感と、1秒1秒を大切に刻むロレックスの存在感が、かえって新しく、そして頼もしく感じられるのです。
時代遅れどころか「9年ぶりの買い時」が到来した3つの根拠

- 2022年3月のピークを過ぎ、相場が「下げ止まった」現状
- 円安・株高・世界需要の安定による「底値」の推移
- 新作発表と生産終了モデルが織りなす「希少性の連鎖」
2022年3月のピークを過ぎ、相場が「下げ止まった」現状
さて、ここからは感情論を一度脇に置いて、バイヤーとしての「冷徹なデータ」の話をしましょう。今、巷では「ロレックス・バブル崩壊」などという過激な言葉が飛び交っていますが、実態は全く異なります。
正確には、2022年の春に記録した「狂乱の最高値」から、ようやく「適正で健全な水準」まで価格が降りてきた、というのが正しい見方です。
(正直、一時期のデイトナが600万円を超えていた状態は、異常でした。あれは時計の価値ではなく、単なる数字のバケツリレーでしたから)
注目すべきは、2024年から2025年にかけての動きです。チャートを細かく分析すると、主要モデルの価格下落は明確に止まり、緩やかな横ばい、あるいは一部モデルでは微増に転じています。
相場用語で言うところの「下げ止まり」です。これまでは「明日になればもっと安くなるかも」と買い控えていた層が、一斉に動き出すサインでもあります。
例えば、50代の投資家Cさんの事例。彼は2022年の高騰時には一切手を出さず、じっと耐えていました。そして先日、ようやく中古市場でコンディションの良いサブマリーナーを「納得のいく価格」で購入しました。
彼が言った言葉が印象的です。「みんなが熱狂している時は売り時。みんなが『時代遅れだ』『もう終わりだ』と悲観している時こそ、最高の買い時なんだよ」と。
これはロレックスに限らず、あらゆる資産価値のあるものに共通する真理です。今、市場は過熱感が消え、本当に時計を愛する人と、将来を見据えた賢い投資家だけが静かに動いています。
つまり、今の「静けさ」こそが、嵐の前の静けさ、すなわち「9年ぶりに訪れた絶好の買い場」であることを、データは静かに語っているのです。
円安・株高・世界需要の安定による「底値」の推移
なぜ「今が底値」と言い切れるのか。それには、日本特有の経済事情と、世界規模の需給バランスという二つの強固な裏付けがあります。
まず、歴史的な「円安」の定着です。ロレックスはスイスの輸入品ですから、為替の影響をダイレクトに受けます。1ドルが110円だった時代と、150円前後の今では、定価そのものが全く違う次元にあります。
たとえ中古相場が多少下がったとしても、円の価値が下がっている以上、日本円建てでの「価値の防衛ライン」は非常に高い位置に設定されています。
さらに、世界的な株高。富裕層の資産が増えれば、その一部が実物資産であるロレックスに流れ込むのは必然です。中国経済の停滞が囁かれていますが、中東や米国、インドといった新興勢力の需要は、未だに底が知れません。
(バイヤー仲間と話していても、海外のディーラーは『日本の中古市場は安すぎる、買い占めたい』と虎視眈々と狙っています。私たちの足元にある価値を、彼らの方が正しく評価している皮肉な状況です)
「もう少し待てば定価以下で買えるようになるのでは?」と淡い期待を抱いている方もいるかもしれませんが、それはまずあり得ないと言っていいでしょう。
ロレックス社は上場企業ではないため、株主の顔色をうかがって増産する必要がありません。彼らがブランド価値を守るために供給を絞り続ける限り、需要が供給を上回り続ける構造は不変です。
今この瞬間の価格は、こうした複雑なパズルのピースが「これ以上は下がらない」というポイントでガッチリと噛み合った結果なのです。
新作発表と生産終了モデルが織りなす「希少性の連鎖」
ロレックスが「時代遅れ」にならない最大の仕組み、それは「新作が出れば出るほど、旧作の価値が上がる」というマジックにあります。
毎年3月から4月にかけて行われる新作発表。ここで新型が登場すると、それまで販売されていた現行モデルは「生産終了(廃盤)」となり、供給がピタリと止まります。
すると何が起きるか。マニアたちは「あの時の、あのサイズ、あの仕様が良かった」と、過去のモデルを血眼になって探し始めるのです。これがロレックス特有の「希少性の連鎖」です。
例えば、かつてのデイトナ 116520。現行モデルが出た直後は「古いな」と言われていた時期もありましたが、今や当時の価格の数倍で取引される、神格化された存在になりました。
「時代遅れ」だと思っていたものが、ある日突然「ヴィンテージの傑作」へと昇華する。このダイナミズムこそが、ロレックスを所有する醍醐味と言っても過言ではありません。
(ぶっちゃけ、この『後から価値が出る現象』を知っているからこそ、プロは今、安くなっている不人気モデルや旧型を、誰にも気づかれないように仕込んでいるんですよ)
もし、あなたが今持っているモデルが「少し古いかな」と感じているなら、それは幸運なことです。それは、伝説のヴィンテージへのカウントダウンが始まったことを意味しているからです。
新しいものがすべてを塗り替えるデジタル家電とは違い、ロレックスの世界では「過去」こそが最強の資産になり得ます。この逆説的な美学こそ、時代を超えて愛される王者の戦略なのです。
Apple Watch vs ロレックス、10年後の「実質コスト」比較

- デジタルデバイスの寿命は3年、ロレックスの寿命は「一生」
- 10年間の維持費と売却益のリアルなシミュレーション
- 「時代遅れ」を気にして損をする人の経済的盲点
デジタルデバイスの寿命は3年、ロレックスの寿命は「一生」
「ロレックスは高い」という言葉をよく耳にします。確かに、数百万円という初期投資は、一般的な感覚からすれば正気の沙汰ではないかもしれません。
しかし、バイヤーとして多くの家計や資産状況を見てきた私に言わせれば、本当に恐ろしいのは「安価で寿命の短い消耗品を買い続けること」です。
(正直、3年ごとに10万円の最新デバイスを買い換えるのと、20年使える100万円の時計を持つの、どちらが賢い選択だと思いますか?)
Apple Watchなどのスマートウォッチは、革新的で素晴らしい道具です。しかし、その本質は「高度な電子機器」であり、3年も経てばバッテリーはヘタリ、OSのアップデートについていけなくなります。
つまり、購入した瞬間に価値がゼロに向かって猛スピードでカウントダウンを始める「負債」としての側面が強いのです。
一方、ロレックスはどうでしょうか。1950年代のサブマリーナーが今も現役で、しかも数千万円で取引されている事実を思い出してください。
適切なオーバーホールさえ施せば、ロレックスの寿命は文字通り「一生」です。世代を超えて受け継ぐことすら可能です。この「時間軸の違い」こそが、時代遅れという言葉を無意味にする決定的な要因なのです。
10年間の維持費と売却益のリアルなシミュレーション
ここで、具体的な数字を出してシミュレーションしてみましょう。10年という期間で、Apple Watchを使い続けた場合と、ロレックスを所有した場合の「実質的な出費」を比較します。
| 比較項目 | Apple Watch(3年毎交換) | ロレックス(サブマリーナー想定) |
|---|---|---|
| 初期購入費 | 約10万円 | 約160万円(2025年相場) |
| 10年間の追加費 | 約30万円(買い替え3回) | 約10万円(オーバーホール1回) |
| 10年後の売却予想額 | ほぼ0円 | 約180万円(年利1.2%微増想定) |
| 実質的なトータルコスト | マイナス40万円 | プラス10万円(利益発生) |
驚きましたか?これがロレックスが「貯金箱」と呼ばれる所以です。Apple Watchを使い続けると、10年で40万円というお金が消えてなくなります。
(もちろん、スマートウォッチの便利さは40万円以上の価値がある、という考え方もあるでしょう。それは否定しません)
しかし、ロレックスの場合、160万円で買ったものが10年後には180万円で売れる可能性が極めて高い。維持費を差し引いても、手元にお金が増えて戻ってくる計算になります。
つまり、ロレックスを所有するということは、160万円を「別の形の資産」に変えておくだけの行為であり、実質的なコストは「ゼロどころかプラス」なのです。
これを知ってもなお、ロレックスを「贅沢品」や「時代遅れ」と切り捨てられるでしょうか?むしろ、経済的に賢い人ほど、ロレックスを腕に巻く理由がここにあるのです。
「時代遅れ」を気にして損をする人の経済的盲点
世間の「時代遅れ」という風潮を気にして、せっかくの資産を手放したり、購入を諦めたりするのは、経済的な観点からは大きな損失です。
例えば、周囲の目を気にしてロレックスを売却し、そのお金で最新の車やデジタルガジェットを買ったDさんの事例を見てみましょう。
車もガジェットも、買った瞬間に価値が下がります。5年後、Dさんの手元に残ったのは、ボロボロになった消耗品と、大幅に目減りした預金残高だけでした。
(一方、あの時ロレックスを持ち続けていれば、今頃さらに価値が上がっていたのに……と、彼は後悔の念を漏らしていました)
「時代遅れ」というのは、あくまで他人の、しかも一過性の感情に過ぎません。それに対して、資産価値というのは、市場が認める「絶対的な真実」です。
他人の目を優先して資産を減らすのか。それとも、本質的な価値を見抜いて資産を守るのか。答えは明白なはずです。
もし、あなたが今ロレックスを所有していて「古臭いかな?」と迷っているなら、まずはその市場価値を正しく知ることから始めてください。今の価値を知れば、きっと手放すのが惜しくなるはずですから。
2025年版:時代に左右されない「一生モノ」の選び方

- 20代におすすめ:エクスプローラーⅠ(シンプルこそ最強)
- 30代・40代におすすめ:サブマリーナー・デイトナ(圧倒的ステータス)
- 50代以降におすすめ:デイトジャスト(ロレックスの原点)
20代におすすめ:エクスプローラーⅠ(シンプルこそ最強)
若い世代がロレックスを選ぶ際、最も避けなければならないのは「背伸びしすぎている」と思われることです。
その点、エクスプローラーⅠは完璧な選択です。無駄な装飾を一切削ぎ落とした、3針のみの究極のシンプルデザイン。これが「時代遅れ」になることなど、地球が回転を止めるまであり得ません。
20代のEさんは、中古のエクスプローラーを購入しました。彼はTシャツにジーンズというラフなスタイルに合わせていますが、その腕元には確かな気品が漂っています。
(「派手なロレックスは苦手だけど、これは自分の体の一部みたいにしっくりくる」と彼は笑います。これこそが、時計に『着せられていない』理想の状態です)
エクスプローラーは探険家のために作られた時計ですから、耐久性は折り紙付き。これから長い人生、どんな荒波に揉まれても共に歩める、文字通りの相棒となるでしょう。
30代・40代におすすめ:サブマリーナー・デイトナ(圧倒的ステータス)
仕事でもプライベートでも、責任ある立場を任されるようになる30代・40代。この世代には、一目で「それ」とわかる王道のスポーツモデルを推奨します。
サブマリーナーやデイトナは、ロレックスの象徴です。これらを身に着けることは、自分自身の成功を肯定し、さらなる高みを目指すという宣言でもあります。
「派手すぎて嫌味に見えないか?」という心配は無用です。ロレックスのステンレススチール「オイスタースチール」は、プラチナにも劣らない輝きを放ちながら、不思議と嫌味を感じさせない上品さを持っています。
30代のFさんは、デイトナを手に入れたことで「仕事に対する姿勢が変わった」と言います。高価な時計に見合う人間であろうと、背筋が伸びる思いがするのだそうです。
(単なる時計以上の存在。それは自分を鼓舞する装置としての役割です。40代の方なら、コンビモデルに挑戦して大人の色気を演出するのも素晴らしい選択ですね)
50代以降におすすめ:デイトジャスト(ロレックスの原点)
人生の円熟期を迎えた50代以降の男性には、あえて原点回帰としてのデイトジャストを提案します。
かつて「おじさん臭い」と敬遠していたフルーテッドベゼルやジュビリーブレスレット。しかし、経験を積み、風格を増したあなたの腕に載った時、それらは「重厚なクラシック」へと姿を変えます。
50代のGさんは、長年使ったスポーツモデルを卒業し、あえてシンプルなデイトジャストを選びました。「昔は古臭いと思っていたこの輝きが、今は一番落ち着くんだ」という言葉には、深い説得力があります。
時代に流されず、自分のスタイルを確立した大人の男性にこそ、ロレックスの正統派モデルはよく似合います。それは、時代遅れを完全に超越した、究極の「上がり」の時計なのです。
ロレックスを「負債」にしないための出口戦略

- 故障していても、ボロボロでも価値がつく「再販力の正体」
- 認定中古制度の導入による中古市場の健全化
- 「売却」を視野に入れたメンテナンスの重要性
故障していても、ボロボロでも価値がつく「再販力の正体」
ロレックスが他のブランドと決定的に違う点。それは「たとえ動かなくても、ゴミにならない」という点です。これはバイヤーとして断言できますが、驚異的なことです。
ガラスが割れていようが、リューズが取れていようが、数十年前のモデルであろうが、ロレックスという名前があるだけで、それは「現金」と同義です。
(正直、初めてボロボロの個体に高値がついたのを見た時は、私も腰を抜かしました。それだけロレックスのパーツ一つ一つに需要があるのです)
なぜそんなことが可能なのか。それはロレックスのサービス体制が世界中で完璧に整っており、どんな状態からでも「新品同様に蘇らせることができる」からです。
他のブランドであれば修理不能で破棄されるような個体でも、ロレックスなら蘇る。だからこそ、壊れた状態でも投資価値が損なわれないのです。
もし、タンスの奥に眠っている壊れたロレックスがあるなら、今すぐプロの目に見せるべきです。あなたが「時代遅れのガラクタ」だと思っているものが、実は最新のロレックスを買うための大きな軍資金に変わるかもしれません。
認定中古制度の導入による中古市場の健全化
近年、ロレックス公式が「認定中古制度(CPO)」をスタートさせたことは、時計業界にとって激震でした。これは、メーカー自らが中古品の品質を保証し、再販する仕組みです。
これにより、「中古品は偽物が怖い」「状態が不安」という懸念が払拭され、市場全体の信頼性が飛躍的に向上しました。
結果として、中古ロレックスの流動性はさらに高まり、資産としての安定感は不動のものとなりました。「時代遅れ」どころか、中古市場そのものが最先端の資産運用先として注目されているのです。
もし「買うのは高いけれど、一度その実力を試してみたい」と考えているなら、いきなり購入するのではなく、レンタルサービスを利用して「ロレックスのある生活」をシミュレーションしてみるのも賢い選択です。
月額数千円で、憧れのモデルが自分の腕に載った時の高揚感。そして、周囲の反応。それらを実体験した上で購入に踏み切れば、後悔することはまずありません。
よくあるQ&A
Q1. ロレックスを付けていて「成金」と思われるのが怖いのですが……
その不安、よくわかります。しかし、現代においてロレックスは「知的な資産管理ができる人」の証という側面が強くなっています。シンプルなステンレスモデルを選び、清潔感のある服装に合わせれば、決して成金には見えません。むしろ「本物の価値がわかる人」という信頼に繋がります。
Q2. Apple Watchとロレックス、どちらがモテますか?
(ぶっちゃけ、時計だけでモテる時代は終わりましたが……)あえて答えるなら、初対面のインパクトはApple Watchの方が「今どき」に見えるかもしれません。しかし、会話を重ね、ふとした瞬間に袖口から覗くロレックスの重厚感は、相手に「経済的な余裕」と「一本筋の通った価値観」を無言で伝えます。長期戦なら圧倒的にロレックスです。
Q3. オーバーホールは絶対に正規店でないとダメですか?
将来的なリセールバリュー(再販価格)を最大化したいなら、正規店でのオーバーホールをお勧めします。正規の修理証明書があるだけで、売却時の信頼度が格段に上がるからです。ただ、信頼できる民間の時計修理専門店であれば、費用を抑えつつ高いクオリティでメンテナンスすることも可能です。
Q4. 時代遅れと言われない、最も「今っぽい」モデルは何ですか?
今最もトレンドに合致しているのは、ケース径が少し小ぶりな「36mm」サイズのモデルです。かつてのデカ厚ブームが去り、クラシックなサイズ感が再評価されています。エクスプローラーⅠの36mmモデルなどは、まさに今最も「洒落て見える」選択肢と言えるでしょう。
Q5. 今ロレックスを買って、10年後に暴落するリスクはありませんか?
投資に「絶対」はありませんが、ロレックスに関しては暴落のリスクは極めて低いと言えます。なぜなら、世界中の富裕層が常に目を光らせており、価格が下がればすぐに買いが入るからです。歴史的に見ても、ロレックスの相場は一時的な調整はあっても、長期的には右肩上がりを続けています。
総括:ロレックスは時代遅れ?「一生モノ」の嘘と9年ぶり買い時の正体
この記事のポイントをまとめました
- 「時代遅れ」という声は、一部の古いイメージやスマートウォッチ普及による一時的なもの。
- ロレックスは一貫したデザイン哲学を持ち、数十年後も通用する「普遍的な価値」がある。
- 2025年は、狂乱のバブル相場が落ち着き、9年ぶりに訪れた「買い時」の底値圏。
- Apple Watchを買い換えるコストより、ロレックスを維持するコストの方が実質的に安い。
- ロレックスは「消費」ではなく「資産の置き換え」であり、経済的に合理的な選択である。
- 壊れた個体や古いモデルでも、ロレックスなら驚くほどの再販価値が残る。
- 年代や体格、TPOに合わせたモデル選びをすれば、決して「ダサい」と思われることはない。
- 新作発表による「廃盤モデルの価値上昇」という、他ブランドにない仕組みがある。
- 円安や世界需要を鑑みると、今後も日本円建ての価値は底堅く推移する。
- 迷っているなら、売却査定で今の価値を知るか、レンタルで実体験するのが最善の道。
