「キムタクが着けてるロレックスのGMTって、一体どのモデルなんだろう？」なんて、気になっていませんか。
彼の愛用モデルの型番や、フジツボダイヤルといった特徴、そして現在の価格や資産価値について、詳しく知りたい方も多いと思います。
この記事では、キムタクが愛用するロレックスGMTマスターの正体に迫ります。
映画やドラマでの着用シーンから、彼の時計選びに見るこだわりや美学、さらには他の愛用時計との比較まで、あなたの疑問にすべてお答えします。この記事を読めば、彼の時計コレクションの魅力が深く理解できるはずです。
- キムタク愛用GMTマスターの正確な型番と特徴
- フジツボダイヤルの希少性と現在の価格相場
- 彼の時計選びに見るこだわりと美学
- ヴィンテージモデルの資産価値と購入時の注意点
キムタクのロレックスGMT愛用の全貌
木村拓哉さんが腕にする時計は、常に多くの注目を集めます。中でも特に彼のこだわりが感じられるのがGMTマスターです。ここでは、彼が愛用するその特別な一本の正体と、どのような場面で我々の目に触れてきたのか、その全貌に迫っていきましょう。
- 愛用モデルの型番はRef.16753
- フジツボダイヤルという希少な特徴
- 映画「検察側の罪人」での着用シーン
- ドラマやバラエティでも愛用する理由
- 1980年代という製造年代と歴史
愛用モデルの型番はRef.16753
キムタクが着けてるロレックスのGMTって、結局どれが本命なの？って思いますよね。いろんなモデルの名前が挙がるから、情報がごちゃごちゃになりがちで。
まあ、正直なところ彼はいろんな時計をTPOで使い分けてるんですが、中でも「これは！」っていう長年の相棒的な一本があるんです。それが、Ref.16753っていうモデルなんですよ。
なんでこの時計がそんなに特別かっていうと、作られていたのが1980年代っていう、今となっては立派なヴィンテージだから。現行のロレックスがピカピカの新築マンションだとしたら、この時計は丁寧にリノベーションされた味のあるヴィンテージマンションの一室、みたいな感じかな。新しいだけじゃ出せない、独特の風格があるんです。
具体的には、こんな魅力が詰まっています。
- 絶妙なカラーリング: ブラウンとゴールドの組み合わせは「ルートビア」なんて呼ばれてて、渋くてお洒落。
- 時代が作る「味」: 最新モデルにはない、80年代ならではのデザインや雰囲気が楽しめる。
- 希少性: 製造期間が短かったから、良い状態のものはどんどん手に入りにくくなってる。
彼が新しいモデルも持っているのに、あえてこの一本を選ぶのは、こういう時計が持つ「物語」を大切にしているからなんでしょうね。
もしこの時計の雰囲気にグッときたら、まずはインスタグラムで「#rolex16753」と検索してみてください。世界中のオーナーが投稿している写真を見ると、カタログじゃ伝わらないリアルな魅力がもっと分かるはずですよ。
フジツボダイヤルという希少な特徴
このRef.16753が時計好きの間で「特別だ」と言われる最大の理由は、その文字盤にあります。通称「フジツボダイヤル」と呼ばれる、極めて希少な仕様になっているんですね。
フジツボダイヤルとは、文字盤のインデックス（時間を表す目盛り）が、まるで海岸の岩に張り付くフジツボのように、立体的で厚みのあるゴールドのパーツで作られているものを指します。通常のモデルはインデックスが夜光塗料でペイントされていることが多いのですが、これは全くの別物です。
光が当たると、このゴールドのインデックスがキラリと上品に輝き、時計の表情に何とも言えない深みと高級感を与えてくれます。 なぜこれが希少かというと、単純に製造に手間とコストがかかったからです。一つ一つの金属パーツを正確な位置に取り付けていくのは、ペイントするのに比べてはるかに難しい作業だったようです。
そのためか、このフジツボダイヤルはRef.16753の中でも製造期間がごく初期のものに限られており、途中から生産効率の良い通常のペイントインデックスに切り替わってしまいました。
だからこそ、現存するフジツボダイヤルの個体は非常に少なく、ヴィンテージロレックス市場では「幻のダイヤル」として高値で取引されています。キムタクがこうした背景まで理解した上でこのモデルを選んでいるのだとしたら、その審美眼には本当に驚かされます。
要するに、フジツボダイヤルは、単なるデザインの違いではなく、当時のロレックスがまだ効率一辺倒ではなかった時代の、職人の手間とこだわりが詰まった証しと言えるのかもしれません。
映画「検察側の罪人」での着用シーン
キムタクとこのGMTマスターの関係を語る上で絶対に外せないのが、2018年に公開された映画**『検察側の罪人』**です。
この作品で彼が演じたのは、エリート検事・最上毅。その腕には、物語の重要な局面で、このRef.16753が常にありました。知的で、時には冷徹さも見せる複雑な役柄の品格や威厳を、このヴィンテージウォッチが見事に引き立てていたのが印象的でした。
ブラウンを基調とした落ち着いた色合いの時計なので、劇中のシックなスーツスタイルとの相性も抜群でしたね。派手すぎないのに、確かな存在感と色気がある。まさに、酸いも甘いも噛み分けた大人の男にこそふさわしい一本として、完璧なキャスティングだったと思います。
この映画が公開されたことで、Ref.16753、特にフジツボダイヤルの知名度は一気に全国区になりました。 「キムタクが着けていた、あの渋いロレックスは何だ？」と、多くの人が探し始め、中古市場の価格が目に見えて上昇したと言われています。
これは、彼の持ち物が単なる小道具ではなく、役柄の人間性を深く表現する重要な要素として機能していることの証明でもあります。彼がこの時計を選んだのか、あるいはこの時計が彼を役に導いたのか。いずれにしても、この映画によって、Ref.16753は単なる腕時計を超えた、伝説的な存在になったのは間違いありません。
ドラマやバラエティでも愛用する理由
映画の役作りで着けてる時計って、「あれ、本人の私物なのかな？」って気になりますよね。特にキムタクくらいになると、なおさら。
実はあのGMTマスター、彼のガチな私物で、テレビのバラエティ番組とかでも本当によく着けてるんです。その理由は、大きく分けて2つ。**「ガチで使える実用性」と、もっと深い「彼の生き方そのものを表す哲学」**にあるんじゃないかな、と僕は思ってます。
まず「実用性」について。 この時計、二つの国の時間を同時に表示できるんです。「スマホでいいじゃん」って思うかもしれませんが、そこが違うんですよね。なんて言ったらいいか…料理人が手の感覚で油の温度を確かめるような、プロの道具感。海外とやり取りすることが多い彼にとって、腕元でサッと時間がわかるっていうのは、すごくスマートな所作の一部なんだと思います。
そして、もっと大事なのが「哲学」の部分。 彼の時計選びって、人付き合いに似ている気がするんです。
このGMTマスターは、まさに「親友」ポジション。派手さ（金無垢）や分かりやすさ（超有名モデル）じゃなく、自分だけが分かる良さ（フジツボダイヤル）を愛でる。そういうところに、彼の人間性が透けて見える気がしませんか。
つまりこの時計は、単なる道具じゃなくて、彼自身のスタイルを雄弁に語る代弁者なんです。
今度テレビで彼を見かけた時、ぜひ腕元に注目してみてください。「あ、今日は“親友”と一緒なんだな」って思うと、番組の見方が少しだけ変わって、もっと面白く感じられるかもしれませんよ。
1980年代という製造年代と歴史
このRef.16753が製造されていたのは、1980年頃から1988年頃まで。わずか8年ほどの期間です。この時代は、時計業界全体が大きな変化の渦中にありました。
技術的な進化
1970年代に時計業界を席巻したクォーツショックの波を乗り越え、機械式時計が再びその価値を見直され始めたのがこの頃です。ロレックスも例外ではなく、このRef.16753には、それまでのムーブメントから大幅に精度と耐久性を向上させたCal.3075という機械が搭載されました。
時計の心臓部であるテンプの振動数を高める「ハイビート化」により、より正確に時を刻むことが可能になったのです。また、リューズ操作で日付だけを単独で早送りできるクイックチェンジ機能も備わり、日常的な使い勝手が格段に向上しました。
デザインの成熟
デザイン面でも、この年代のロレックスは一つの完成期を迎えます。
風防はそれまでのプラスチック製から、傷に強いサファイアクリスタルへと変更されました。これにより、時計の気密性や防水性能も従来の50mから100mへとアップし、よりタフな使用に耐えられるようになったのです。
このRef.16753が持つ、どこか温かみのあるレトロな雰囲気と、現代でも全く問題なく通用する実用性の両立は、まさにこの「古き良き機械式時計の復権期」という時代背景から生まれたものと言えます。
キムタクがこの時計に惹かれるのも、こうした技術とデザインが絶妙に融合した、歴史的な一本だからなのかもしれませんね。
キムタクが愛したロレックスGMTの魅力と価値
彼が選んだ一本のGMTマスターには、単なる時計という言葉だけでは語り尽くせない、深い魅力と確かな価値が存在します。ここでは、現在の市場でどのくらいの価値があるのか、そして彼の時計選びの哲学から、この時計が持つ本質的な魅力について、さらに掘り下げていきましょう。
- 現在の価格や相場と経年変化の魅力
- 彼の美学とデイトナなど他の愛用時計
- 他の芸能人との比較でわかるこだわり
- 本物の購入方法と資産価値について
現在の価格や相場と経年変化の魅力
さて、やはり一番気になるところ、このGMTマスター Ref.16753の現在の価格についてです。 結論から言うと、その価格は状態や仕様によって大きく異なり、およそ140万円から250万円、あるいはそれ以上というのが現状の相場観です。
ヴィンテージウォッチの価格は、まさに「一点もの」の価値判断。以下の表のように、いくつかの要素で価格が大きく変動します。
見ての通り、前述の「フジツボダイヤル」であるかどうかは、価格を決定づける非常に大きな要因です。
ただ、この時計の本当の魅力は、こうした市場価格だけでは測れません。ヴィンテージウォッチならではの「経年変化」という、お金には代えがたい価値が存在します。
例えば、長年使われるうちに、オリジナルのブラウンのベゼルが少しだけ色が抜けて、絶妙な「枯れ感」を帯びてきたり。文字盤の黒色が、ほんのりと赤みがかった「トロピカルブラウン」に変化したり。こうした変化は、一つとして同じものはなく、その時計が歩んできた時間そのものが刻まれた、唯一無二の個性となります。
新品の時計が持つ完璧な美しさとはまた違う、自分と共に歳を重ね、味わいを増していく。この経年変化を楽しめることこそ、キムタクのような大人がヴィンテージウォッチに惹かれる、最大の理由なのかもしれません。
彼の美学とデイトナなど他の愛用時計
GMTマスターの選択からも分かる通り、木村拓哉さんの時計コレクションには、「ヴィンテージへの深い愛」という一貫したテーマが見られます。
彼のコレクションには、Ref.16753以外にも、1960年代から長きにわたって製造されたエクスプローラーⅠのRef.1016など、筋金入りのアンティークモデルが名を連ねています。これらは、ただ古いというだけでなく、それぞれの時代を象徴するデザインやストーリーを持つ名品ばかりです。
しかし、彼の時計選びが面白いのは、ヴィンテージ一辺倒ではないところ。 その一方で、彼はロレックスの現行コレクションの中でも最高峰に位置する一本、定価ですら約900万円、市場価格では1000万円を優に超えるプラチナ製モデル、**コスモグラフ デイトナ “アイスブルー”（Ref.116506）**をも所有し、愛用しています。
このデイトナは、ロレックスが持つ最新技術と最高級の素材、そして洗練されたデザインが融合した、まさに「現代の王様」とも言える時計です。 一見すると、80年代の味のあるGMTマスターと、最新最高のプラチナ製デイトナでは、方向性が全く違うように思えるかもしれません。
ですが、ここにこそ彼の「美学」が隠されているのではないでしょうか。 つまり、彼は流行や価格といった表面的な価値基準ではなく、「その時計が持つ本質的な魅力」を自身の感性で見抜いているのです。古いもの、新しいもの、それぞれの良さを深く理解し、リスペクトしている。そして、その日の気分やファッションに合わせて、それらを自由自在に楽しむ。
この懐の深さと、既存の枠にとらわれないバランス感覚こそが、木村拓哉という人物を形作るスタイルの根幹であり、多くの人が彼に憧れる理由なのかもしれません。
他の芸能人との比較でわかるこだわり
GMTマスターは、その機能性とステータス性から、木村拓哉さん以外にも多くの芸能人に愛用されています。しかし、他の方々の選択と比べてみると、キムタクの時計選びの独自性や、彼の「こだわり」がより一層、鮮明に浮かび上がってきます。
例えば、音楽シーンや実業界で活躍される方々の中には、ケースもブレスレットも全てゴールドやプラチナで作られた、いわゆる「金無垢」や「プラチナ無垢」のGMTマスターを選ぶ方が少なくありません。これらは非常に華やかで、成功者のシンボルとしての側面が強いモデルと言えます。
もちろん、それも一つの素晴らしい選択です。しかし、キムタクが選んだのは、ステンレスとゴールドの「コンビモデル」。 これが彼の絶妙なバランス感覚を表しているように思えませんか。全てをゴールドにするのではなく、ステンレスの持つ実用的な雰囲気を残しつつ、ゴールドで上品な華やかさを添える。これ見よがしな派手さではなく、あくまで「品格」を重視する彼の姿勢が表れているようです。
さらに決定的なのが、前述の「フジツボダイヤル」という、マニアックなまでのこだわりです。 一般的な知名度は決して高くない、けれど時計好きが見れば「おっ」と唸るような、通好みのディテール。ここに彼の真骨頂があります。
流行や他人の評価を追いかけるのではなく、自分が本当に「良い」と感じるモノ、ストーリーのあるモノを深く愛する。他の芸能人の選択と比較することで、彼の時計選びが、いかに彼自身の内面的な価値観と強く結びついているかがよく分かります。それは、彼の生き方そのものを反映していると言っても過言ではないでしょう。
本物の購入方法と資産価値について
「彼と同じGMTマスターが欲しい」そう思った方も少なくないでしょう。しかし、ヴィンテージロレックスの購入には、いくつか知っておくべきポイントがあります。
本物の購入方法
まず最も大切なのは、信頼できるヴィンテージウォッチ専門店で購入することです。 インターネットの個人売買などでは、偽物や、内部の部品が別のものに交換された「寄せ集め品」であるリスクが常に伴います。専門店であれば、経験豊富なスタッフが真贋や状態を厳しくチェックしていますし、購入後のメンテナンス相談にも乗ってもらえます。価格だけで判断せず、店の信頼性や保証の手厚さを重視することが、失敗しないための鍵となります。
資産価値について
次に、資産価値の側面です。結論から言えば、このRef.16753、特にフジツボダイヤルのモデルは、非常に安定した資産価値を持つと考えられます。
ロレックス全体の人気に加え、キムタクが愛用しているという強力な付加価値があるため、今後も価値が大きく下落する可能性は低いでしょう。むしろ、良い状態の個体は年々希少になっているため、長期的に見れば価値が上昇していくことも十分に考えられます。
ただし、注意点もあります。ヴィンテージウォッチは、その性能を維持するために定期的なオーバーホール（分解掃除）が不可欠です。これには数万円から十数万円の費用がかかります。購入後の維持費もしっかりと考慮に入れておくことが大切です。
要するに、この時計は投機目的で気軽に手を出すものではなく、その価値を理解し、愛情を持って維持していく覚悟のある人にこそふさわしい一本と言えます。きちんとメンテナンスをしながら長く愛用すれば、それはきっと、お金以上の価値を持つ、かけがえのない資産になるはずです。
買取とコレクションに関するQ&A
Q. フジツボダイヤルのモデルは、売却する時も高く買い取ってもらえますか？
A. はい、その可能性は非常に高いです。フジツボダイヤルは市場での需要が高く、希少性も認められているため、通常のダイヤルの個体と比べて明確に高い査定額が期待できます。もちろん、時計全体のコンディションや付属品の有無も重要になります。
Q. キムタクは、GMTマスター以外にどんなヴィンテージロレックスを持っていますか？
A. 有名なのは、1960年代に製造が始まったエクスプローラーⅠのRef.1016です。非常にシンプルで無骨なデザインが特徴の、これもまた歴史的な名品です。彼のヴィンテージ好きの原点とも言える一本かもしれません。
Q. この時計を投資目的で買うのはアリですか？
A. 資産価値が安定しているため、投資対象として見ることも不可能ではありません。しかし、前述の通り、定期的なメンテナンス費用がかかることや、売買のタイミングによっては手数料などで利益が出にくい場合もあります。純粋な投資というよりは、「楽しみながら資産を持つ」という感覚の方が近いかもしれません。
Q. 購入する際に、一番気を付けるべきことは何ですか？
A. 文字盤や針、ベゼルの状態です。これらが製造当時のオリジナルの状態を保っているかどうかが、ヴィンテージロレックスの価値を大きく左右します。後から交換されたパーツが使われていると価値が下がることがあるため、購入時には専門店のスタッフによく確認することが大切です。
総括：キムタクロレックスGMTの魅力
この記事のポイントをまとめました
- キムタク愛用のGMTマスターはRef.16753
- ステンレスとイエローゴールドのコンビモデル
- 特徴的な茶金ベゼルは「ルートビア」の愛称を持つ
- 特に希少なのは「フジツボダイヤル」仕様
- 映画『検察側の罪人』での着用で一気に知名度が向上
- 彼の時計選びはヴィンテージへの深い愛情が特徴
- 最新最高峰のデイトナ“アイスブルー”も所有するバランス感覚
- 他の芸能人と比べ、通好みで品格を重視する選択が際立つ
- 現在の市場価格は140万円から250万円以上
- 購入は信頼できる専門店で行うのが鉄則
- 安定した資産価値を持つが、定期的なメンテナンスは必須
- 彼の魅力は、時計が持つ物語性や美学を愛する姿勢にある