ロレックスの正規店で、店員さんから「お名前を伺ってもよろしいですか？」と聞かれた…。
その瞬間、期待と不安が入り混じる、あの独特の感覚。すごく分かります。
告白すると、僕も初めて名前を聞かれた日は、帰りの電車で「これ、もしかしてブラックリスト入りか？」なんて、不安で眠れませんでしたから。
この記事の結論を先にお伝えすると、ロレックスで名前を聞かれるのは、あなたが「購入候補者」として認識された確かなサインであり、購入成功への重要な一歩だということです。
ただし、それは「合格」ではなく、「面接」の始まりに過ぎません。
この記事が、その「面接」を突破し「購入成功」に至るための具体的な答えです。以下のポイントに沿って、私の実録体験を交えながら解説します。
- 名前を聞かれる本当の意図（良い意味/悪い意味）
- 名前を聞かれても「買えない」根本的な理由
- 購入成功に繋げた「次の具体的な行動」
- 名刺やタブレット登録との違い
「このチャンスを絶対に無駄にしたくない！」と思う方は、ぜひ最後までチェックしてみてください！
- 名前を聞かれたら99%は「脈あり」（購入候補者リスト入り）
- ただし「合格」ではなく「面接が始まった」サイン
- 「購入成功」には、ここからの「対話」と「情熱」が鍵
【結論】それは「脈あり」です。ただし「購入成功」には”次の行動”が必須
- 【実録】私が初めて名前を聞かれた日。期待と不安で眠れませんでした
- なぜロレックス店員は名前を聞くのか？3つの本当の意図
- 名前を聞かれたのに「買えない」本当の理由
【実録】私が初めて名前を聞かれた日。期待と不安で眠れませんでした
ロレックスの正規店に通い始めて数ヶ月。
いつものように在庫の確認をお願いし、店員さんと少し時計の話をした帰り際、ふと「お客様、よろしければお名前を伺ってもよろしいですか？」と聞かれる…。
この一言に、どれだけのロレックスランナーが一喜一憂してきたことか。
「ついに来たか！」という高揚感と、「これは転売ヤーとして疑われて、ブラックリストに載るのでは？」という強烈な不安。
まさに天国と地獄が同時に来たような、不思議な感覚ですよね。
でも、大丈夫です。
結論から言うと、その一言は、あなたが「その他大勢」の来店客から、「購入候補者」として顔と名前を認識された、非常に重要なサインです。
ただし、ここで絶対に勘違いしてはいけないことがあります。
それは、「合格＝購入確約」ではない、ということです。
これは、例えるなら「登山口」に立った、あるいは「一次試験（エントリーシート）」が通過した状態。
「購入成功」という頂上に登るためには、ここからのあなたの行動…つまり「面接対策」がすべてにかかっています。
なぜロレックス店員は名前を聞くのか？3つの本当の意図
では、なぜ店員さんはあなたの名前を聞くのでしょうか？
「本当に買ってくれる人か」を見極めたい、というシンプルな理由だけではありません。
彼らの行動の裏には、ロレックスというブランドを守るための、明確な意図が存在します。
この意図を知らないままだと、せっかくのチャンスを逃してしまうかもしれません。
主な理由は、大きく分けて3つあると考えられます。
意図①【最重要】転売ヤーではない「優良顧客」か見極めるため
まず、これが最も大きな理由です。
ご存知の通り、ロレックスの人気モデルは、定価と実勢価格（買取価格）に大きな差があります。そのため、残念ながら「転売」目的で来店する人が後を絶ちません。
店員さんが最も恐れること。
それは、自分が販売した時計が、一度も使われることなく即座に転売され、ブランド価値が毀損（きそん）することです。
彼らも人間です。そして、心の底からロレックスを愛しています。
だからこそ、「本当にロレックスが好きで、大切に使ってくれる人」にだけ売りたい。これは彼らの切実な本音なんです。
名前を聞くという行為は、その「見極め」の第一歩。「このお客様は信頼できるかもしれない」という候補者リストに入れるための儀式なんですね。
意図② 購入希望モデルの「本気度」を測るため
次に、あなたの「本気度」を測る意図もあります。
ロレックスマラソンをしていると、「何でもいいから人気のスポーツモデルが欲しい」という思考に陥りがちです…。その気持ちも、分かります。
しかし、店員さんからすると、「何でもいい」という言葉は、「転売目的なのでは？」と疑うNGワードの筆頭。
名前を聞くと同時に、「どのモデルをお探しですか？」と具体的な希望を聞かれませんでしたか？
その時に、希望するモデルの「なぜそのモデルなのか」を具体的に語れるか。その熱意や本気度を、店員さんは見ています。
意図③（稀なケース）悪い意味での「要注意人物」として記録するため
最後に、これは本当に稀なケースですが、「悪い意味」で名前を聞かれることもゼロではありません。
例えば、以下のような行動は要注意です。
- 高圧的な態度で在庫の有無を問い詰める
- 他の客の迷惑になるような行動をとる
- 明らかに転売目的と分かるような言動（例：「どのモデルが一番高く売れますか？」など）
こうした行動を取った場合、「要注意人物」として店舗間で情報が共有される可能性はあります。
…とはいえ、普通にマナーを守り、誠実に時計を探している方であれば、99%心配する必要はありません。
もしあなたがこの記事を読んで不安になっているなら、その時点で「悪い意味」である可能性は極めて低いです。安心してください。
【分岐ポイント】良い意味？悪い意味？
店員さんの対応を思い出してください。
- 良い意味（脈あり）: 笑顔で、時計の雑談などを交えながら、自然な流れで聞かれた場合。
- 悪い意味（警戒）: 真顔で、事務的に、あるいは何かを咎めるような雰囲気で聞かれた場合。
ほとんどの場合、前者のはずです。自信を持ちましょう。
名前を聞かれたのに「買えない」本当の理由
「名前も聞かれた。優良顧客として認識されたはず。それなのに、なぜそこから一向に買えないんだ？」
これこそが、多くのランナーが直面する「停滞期」であり、この記事が答えるべき最も重要な問いです。
「あの時の『名前聞きます』は、ただの社交辞令だったのか…？」
「期待させられた分、余計に辛い…」
その気持ち、痛いほど分かります。
でも、安心してください。それは社交辞令ではありません。
あなたが「買えない」のには、明確な理由が3つあります。
理由①：それは「合格」ではなく「面接（選考）が始まった」だけだから
何度も繰り返しますが、これが核心です。
私たちは「名前を聞かれた＝ゴールテープ！」と期待してしまいますが、店員さん側の認識は違います。
- 名前を聞かれる ＝ エントリーシート提出完了（一次選考通過）
- 購入できる ＝ 最終面接（在庫の引き当て）合格
あなたは「最終面接を受ける権利」を得た段階です。ここからが本当の勝負なんですね。
理由②：店員との「信頼関係」がまだ足りないから
では、どうすれば最終面接に合格できるのか？
それは、店員さんとの「信頼関係」です。
特にデイトナやGMTマスターIIのような超人気モデルは、バックヤードに在庫があったとしても、「誰にでも」売るわけではありません。
店員さんは見ています。
「この人は、本当に時計が好きか？」
「この人は、転売しないか？」
「この人に販売して、自分は（店員として）後悔しないか？」
名前を覚えられた後も、来店時のちょっとした雑談や、時計への情熱の伝え方。そうした「人柄」を通じて、信頼残高を積み上げていく必要があるのです。
理由③：希望モデルの在庫が「本当に」ないから
そして、もう一つ。身も蓋もない理由ですが…。
希望するモデルの在庫が「本当に、全く、ない」というケースです。
どれだけあなたが優良顧客として認識され、店員さんと深い信頼関係を築けていたとしても、物理的に在庫がなければ売ることはできません。
こればかりは「運」と「タイミング」の領域です。
だからこそ、焦りは禁物です。「名前聞かれたのに！」と焦って店員さんに詰め寄るのは逆効果。
「面接は通過した。あとはタイミングだけだ」とどっしり構え、信頼関係を築き続けること。
ここからが本当のロレックスマラソンなんです。
【実録】購入成功に繋げた3つの行動（面接突破法）
- 行動①【担当者を作る】：次回来店時、「同じ店員さん」に声をかける
- 行動②【情熱を語る】：「なぜそのモデルが欲しいのか」情熱を具体的に語る
- 行動③【未来を語る】：購入後の「喜び」を（さりげなく）伝える
名前を聞かれて「面接」が始まったのはいいとして、じゃあ具体的に何をすれば「購入成功」＝最終面接を突破できるのか？
これは、私が実際に「名前を聞かれた後」から「購入に至るまで」に実践した3つの行動です。
難しいことではありません。すべては「信頼関係」を築くための、シンプルな「対話」です。
私が名前を聞かれたのは、ある平日の夕方でした。
希望モデル（サブマリーナ）の話で少し盛り上がり、帰り際に名前を登録。
その次の週末、私はあえて同じ時間帯を狙って再訪しました。これが「行動①」です。
幸い、同じ店員さんがいらっしゃいました。私は深呼吸してこう切り出しました。
「こんにちは。先日はありがとうございました。〇〇（私の名前）です。サブマリーナ、やはり気になってしまって…」
店員さんは「あ、〇〇様！ご来店ありがとうございます」と、明らかに「その他大勢」とは違う笑顔で迎えてくれました。この瞬間、「面接は続いている」と確信しましたね。
そこで「行動②」に移ります。
「実は、なぜサブマリーナが欲しいかというと…」と、自分がダイビングをする話、そして何より「父が昔ロレックスを着けていた憧れ」を、少し照れながら話しました。5分ほどの短い会話です。
店員さんは「そうだったんですね、素敵なお話ですね」と深く頷いてくれました。
その日はもちろん在庫なし。しかし、その2週間後…
同じ店員さんを訪ねると、「〇〇様、お待ちください」とバックヤードへ。
そして、希望のモデルが出てきました。これが私の実録です。決して特別なことではなく、小さな対話の積み重ねでした。
行動①【担当者を作る】：次回来店時、「同じ店員さん」に声をかける
まず、これがスタートラインです。
ロレックスマラソンは、不特定多数の店員さんに「在庫ありますか？」と聞き続ける作業になりがちです。
しかし、「名前を聞かれた」後は、戦略を変えなければなりません。
狙うのは、「あなた」という個人を認識してくれた「あの店員さん」との関係構築です。
次に来店した時、もしその店員さんがいたら、勇気を出して声をかけましょう。
「こんにちは。先日、お名前を伺いました〇〇です」
これだけでOKです。
店員さん側も、「あ、覚えてくれているな」とあなたを個人として強く認識します。
複数の店員さんに顔を売るのではなく、たった一人でいいので「担当者」のような意識を持てる関係を作ること。これが購入成功への最短ルートだと、私は体験して分かりました。
行動②【情熱を語る】：「なぜそのモデルが欲しいのか」情熱を具体的に語る
「担当者」と認識してもらえたら、次は「対話」の中身です。
ここでのNG例は、「在庫確認だけしてすぐ帰る」こと。
NG例：「サブマリーナありますか？」→「ありません」→「分かりました、また来ます」
これでは、せっかくの「面接」の機会をドブに捨てているようなものです…。
在庫がないのは当たり前。大切なのは、その後の「2分間の雑談」です。
ここで、あなたが「なぜそのモデルが欲しいのか」という情熱を、あなた自身の言葉で具体的に語るのです。
私が伝えたOK例：「サブマリーナの、あの無骨だけど洗練されたデザインと歴史が本当に好きで…。仕事で大きなプロジェクトが一段落したら、自分へのご褒美に絶対に手に入れたいんです」
時計のスペックを語る必要はありません。
あなたの「想い」を語るのです。これが店員さんの心に響き、「この人は転売ヤーじゃない、本当に好きなんだな」という信頼に変わります。
行動③【未来を語る】：購入後の喜びを（さりげなく）伝える
最後は、少し高度なテクニックかもしれません。
それは、購入できた後の「ポジティブな未来」を、会話の中にさりげなく盛り込むことです。
私「もし手に入れたら、子供が生まれた記念にもなるので、いつかこの時計を受け継いでもらえたら最高ですね」
これは店員さんに対する強力なメッセージになります。
「この人は、手に入れたらすぐに売るのではなく、家族の歴史の一部として、長く大切に使ってくれる人だ」と。
店員さんだって、自分が販売した時計がそんな風に使われたら、心から嬉しいはずです。
「この人に販売したい」と思ってもらうこと。それが「面接」のゴールであり、購入成功の鍵です。
「名前＋名刺」「名前＋タブレット登録」この違いは？
- 「名刺をもらえた」場合：担当者レベルでの認識（より脈あり）
- 「タブレットに登録された」場合：店舗システムへの登録（正式な候補者リスト入り）
- 【実録】私の場合は「名刺」が先でした。どちらも一歩前進です
「名前を聞かれた」と言っても、その方法にはいくつかパターンがありますよね。
「名刺をもらえた場合」と「タブレット端末に何か入力された場合」。
この違いについても、私の経験から解説します。
「名刺をもらえた」場合：担当者レベルでの認識（より脈あり）
これは、かなりポジティブなサインだと考えて良いです。
店員さんが「個人として」あなたと繋がりたい、関係を継続したいという意思表示だからです。
名刺にはその店員さんの名前が書いてありますよね。
これは「次回来店時、私（名刺を渡した店員）を指名してくださいね」という暗黙のメッセージです。
まさに「担当者」が確定した瞬間であり、購入成功にグッと近づいたと言えるでしょう。
ただし、名刺をもらったからといって、電話で「在庫ありますか？」と問い合わせるのはNG。あくまで「来店した時」に関係を深めるための切り札です。
「タブレットに登録された」場合：店舗システムへの登録（正式な候補者リスト入り）
最近はこのケースも増えているようです。
名前や、時には連絡先、希望モデルなどをタブレット端末に入力されるパターン。
これは「担当者個人」というより、「店舗全体」のシステムにあなたが「購入候補者」として正式に登録されたことを意味します。
これももちろん、大きな一歩前進です。
店舗として「このお客様には、もし在庫が入荷したらご案内する準備がある」と認められた証拠ですから。
【実録】私の場合は名刺が先でした。どちらも一歩前進です
ちなみに、私の場合は「名前を聞かれる」と同時に「名刺」を頂きました。
タブレットへの登録は、その後の雑談の中で「希望モデルを登録しておきますね」という形で行われました。
どちらが先か、あるいはどちらか一方か、店舗や店員さんによって対応は様々だと思います。
重要なのは、その順番や方法ではありません。
「名刺」であれ「タブレット登録」であれ、あなたが「その他大勢」から「名前のある個人」として認識されたことに変わりはない、ということです。
どちらも「面接」が始まったサイン。自信を持って、次の行動に移りましょう。
ロレックスマラソンに疲れたら…「カリトケ」も一つの選択肢
- とはいえ、この「面接」は長く、疲れるものです
- もし「すぐにでもロレックスを体験したい」なら
- 腕時計レンタルサービス「カリトケ」で憧れのモデルを試す方法も
ここまで「購入成功」のための実録や行動を解説してきました。
…とはいえ、です。
正直なところ、この「面接」は、いつ終わるか分かりません。
名前を聞かれてから、数週間で買える人もいれば、私のように数ヶ月かかる人、あるいは一年以上かかる人もいるのが現実です。
「もうマラソンに疲れた…」
「いつ買えるか分からない不安が辛い…」
その気持ち、痛いほど分かります。
もし、あなたが「購入」にこだわりすぎるあまり、ロレックスを思う時間がストレスになっているなら…。
「すぐにでも憧れのロレックスを体験したい」なら、一度立ち止まって、腕時計のレンタルサービスを利用してみるのも、賢明な選択肢の一つだと私は思います。
例えば「カリトケ」のようなサービスです。
月額料金で、あなたが今まさに探しているサブマリーナやGMTマスター、デイトナといった人気モデルを、実際に腕に着けて生活することができます。（※2025年11月時点の情報です。在庫状況は変動します）
もちろん、それは「自分のもの」になるわけではありません。
しかし、「購入できるか分からない不安」から解放され、純粋に「ロレックスを所有する喜び」を体験できるのは、精神衛生上、非常に大きなメリットです。
マラソンを続けながら、息抜きとして利用してみるのも良いですし、レンタルして「やっぱりこのモデルだ」と確信を深めるのも良いでしょう。
正規店での「面接」という長い登山。その途中で、一度こうしたサービスで休憩し、英気を養うのも一つの戦略ですよ。
よくあるQ&A
名前を聞かれたら、どのくらいの頻度で通うべき？
難しい質問ですが、私の経験上、「毎日」行く必要はないと考えています。
名前を覚えられた後で毎日行くと、店員さんも「また来た」とプレッシャーに感じ、逆効果になる可能性があります。
大切なのは頻度より「質」。つまり「担当者」と決めた店員さんが出勤している日を狙い、週に1回〜2週間に1回程度、しっかり「対話」をする方が効果的でした。
服装や持ち物（時計）は見られていますか？
間違いなく見られています。
高級時計店にふさわしい「清潔感」のある服装は最低限のマナーです。Tシャツ、短パン、サンダルなどは避けた方が無難でしょう。
また、着けている時計も雄弁にあなたを語ります。
もし他ブランドでも良い時計（例えばオメガやタグ・ホイヤーなど）をお持ちなら、それを着けていくと「この人は時計が本当に好きなんだな」と伝わりやすいです。逆に、スマートウォッチは「あまり時計に興味がない人」と見られる可能性もゼロではありません。
希望モデルがない時、他のモデルを勧められたらどうすべき？
これはチャンスボールかもしれません。
もちろん、興味がなければ断って構いません。しかし、もし少しでも興味があるモデル（例えばデイトジャストやオイスターパーペチュアルなど）であれば、試着させてもらいましょう。
「サブマリーナが第一希望ですが、デイトジャストも素敵ですね」といった会話は、あなたの「ロレックス愛」を伝える絶好の機会になります。
他のモデルを購入することで「実績」ができ、本命モデルへの道が開けるケースも実際にありますよ。
総括：ロレックスで名前を聞かれたら、自信を持って次の対話を
この記事のポイントをまとめました
- ロレックスで名前を聞かれたら99%は「脈あり」のサイン
- それは「合格」ではなく「面接」が始まった合図
- 店員は「転売ヤー」でない優良顧客かを見極めている
- 「本気度」や「人柄」も重要な選考基準
- 名前を聞かれても買えないのは「信頼関係」がまだ不足しているから
- もしくは希望モデルの在庫が「本当に」ないかのどちらか
- 購入成功には「担当者」を作ることが近道
- 「なぜ欲しいか」という情熱を自分の言葉で語ることが重要
- 「購入後の未来」を伝えると転売ヤーでない証明になる
- 名刺やタブレット登録はどちらも確実な一歩前進