大切なロレックス、日常使いでブレスの隙間に汚れが溜まってくると、「自分で洗って傷つけたらどうしよう…」と不安になりませんか?
かといって「掃除してください」と正規店に持ち込むのも、無料なのか、いくらかかるのか分からず不安かもしれません。
その気持ち、時計好きとして非常によくわかります。ですがご安心ください。ロレックス正規店のサービスを正しく知るだけで、その不安はすべて解消できます。
この記事が、そのための具体的な答えです。以下のポイントに沿って解説します。
- 正規店で洗浄が無料になる条件
- 有料になる場合の具体的な料金相場
- 持ち込むべき店舗と所要時間
- 絶対にやってはいけない自己ケアの注意点
「愛用のロレックスを、安全に、完璧な状態に保ちたい」と思う方は、ぜひ最後までチェックしてみてください!
- ロレックス正規店での洗浄(クリーニング)は、購入店や保証期間内であれば無料になるケースが多いです。
- 購入店以外や保証期間外の場合、有料(目安:3,300円程度)で受け付けてもらえます。
- 所要時間は、サービスカウンター併設店なら最短1時間程度、ない場合は預かり(1〜2週間)となります。
- 「洗浄」は外装クリーニング、「オーバーホール」は内部の分解掃除であり、全くの別物です。
ロレックス正規店の「無料洗浄」と「有料洗浄」の境界線

- 無料になるケース:購入店への「里帰り」が最強のカード
- 有料になるケース:他店購入でも「安心」は買える
無料になるケース:購入店への「里帰り」が最強のカード
まず、読者の方が一番知りたい「無料で洗浄してもらえる条件」から見ていきましょう。
正規店で洗浄サービスを無料で受けるための最も確実な方法は、「その時計を購入した店舗に持ち込むこと」です。
これは、いわば時計の「里帰り」のようなものですね。
多くの正規販売店では、自店で購入した顧客へのアフターサービスの一環として、ブレスレットやケースの洗浄を無料で提供しています。
また、以下の条件でも無料になるケースが多いです。
【無料になる主な条件】
- 購入した正規販売店への持ち込み
- 購入から5年以内の保証期間内であること
特に、レキシア(LEXIA)のような一部の大型正規店では、シリアルナンバーで顧客情報や購入履歴を管理しているため、保証書を持っていなくても無料対応してくれる場合があります。
「ブレス洗浄をお願いします」と伝えるだけで、1時間ほどで見違えるようにピカピカの、あの購入時の「輝き」が戻ってくるのは、本当に感動的な体験ですよ。
まずは、購入した店舗に問い合わせてみるのが最善の策と言えるでしょう。
有料になるケース:他店購入でも「安心」は買える
「じゃあ、購入した店が遠い場合や、中古・並行輸入品の場合はどうなるの?」と不安に思ったかもしれません。
ご安心ください。
たとえ購入店でなくても、あるいは保証期間が過ぎていても、ほとんどのロレックス正規店やブティックで洗浄サービスは受けられます。
その場合、有料での対応となります。
ここで重要な考え方があります。
この3,300円は、単なる「洗浄代」ではありません。
これは、「プロの手で、傷のリスクなく完璧に仕上げてもらうための安心料」です。
もし自分で洗って、万が一にもベゼルやケースに微細な傷(ポリッシュでは取れない深い傷)をつけてしまったら…その損害は3,300円どころではありません。
ロレックス公式も、日常のお手入れ(セルフケア)と、定期的なプロのサービス(オーバーホール)を推奨しています。(参照:ロレックス公式サイト)
洗浄はその中間にあたる、まさに「公式健康診断」です。
自分でケアする自信がない方や、少しでも不安を感じる方は、数千円のコストを惜しまず、迷わずプロに任せるべきです。
それが、あなたの「相棒」を長く愛用するための、最も合理的で賢明な判断だと私は思います。
どこへ持ち込む?サービスカウンターの有無が「時間」を決める

- その場で完了!「サービスカウンター併設店」
- 預かり対応:「サービスセンター」への送付
さて、料金の不安が解消されたら、次は「どこに持っていけばいいのか?」「どのくらい時間がかかるのか?」という疑問が出てきますよね。
実は、持ち込む店舗によって「その場で完了するか」「預かりになるか」が大きく変わります。
この違いを知っておくことが、時間的なストレスをなくす上で非常に重要です。
その場で完了!「サービスカウンター併設店」
「時計を何日も預けるのは不安だ…」「メインで使う時計だから、手元から離したくない」
そう感じる方がほとんどだと思います。
そうした方には、「サービスカウンター」が併設されている正規店への持ち込みを強く推奨します。
例えば、ロレックスブティック(六本木ヒルズなど)や、一部の百貨店(髙島屋ウォッチメゾンなど)には、専門の技術者が常駐、あるいは巡回しているサービスデスクが設置されています。
こうした店舗では、専門の機材が揃っているため、時計の状態にもよりますが、混雑していなければ約1時間程度で洗浄作業が完了します。
ショッピングの合間に「公式健康診断」を終えられる、最も手軽でスマートな方法です。
預かり対応:「サービスセンター」への送付
一方で、お近くの正規販売店に持ち込んだ際に、「お預かりになります」と言われるケースもあります。
これは、その店舗にサービスカウンターや専門機材がないためです。がっかりする必要はありませんよ。
この場合、店舗が受付窓口となり、一度時計を預かって「ロレックス サービスセンター(東京や大阪)」へ送付し、そこで洗浄を行う流れになります。
所要時間は店舗や混雑状況によりますが、大体1週間から2週間程度を見ておくと良いでしょう。
時間はかかりますが、日本ロレックスの専門施設で確実に作業してもらえるため、安全性は完璧です。
急がないのであれば、これも非常に信頼できる選択肢の一つと言えます。
混同注意!「洗浄」と「オーバーホール」は全くの別物です

- 「外装の汚れ」を落とすのが洗浄
- 「内部の点検・修理」を行うのがオーバーホール
- もし「売却」を考えているなら、クリーニングより先にすべきこと
ここで、非常に多くの方が混同しがちな「洗浄(クリーニング)」と「オーバーホール」の違いについて、明確にしておく必要があります。
「洗浄をお願いしたら、10万円の見積もりが来た」といった話を聞くことがありますが、それはこの2つを混同しているケースがほとんどです。
この2つは、目的も料金も全く異なります。この違いを理解していないと、思わぬ高額見積もりに驚くことになりますよ。
「外装の汚れ」を落とすのが洗浄
まず、この記事で解説している「洗浄(クリーニング)」とは、あくまで時計の『外装』を綺麗にすることを指します。
正規店では、専用の超音波洗浄機などを使って、ブレスレットのコマとコマの隙間や、ケースの裏蓋などに詰まった皮脂汚れ、汗、ホコリを徹底的に除去します。
これだけで、時計の輝きは見違えるほど戻ります。
料金も前述の通り、無料または数千円程度(約3,300円)です。これは、時計の「表面的なお掃除」とイメージしてください。
「内部の点検・修理」を行うのがオーバーホール
一方で、「オーバーホール」は全く異なります。
これは、時計の『内部』、つまりムーブメント(機械)の「分解・点検・修理」を指します。
時計の「公式健康診断」というより、人間でいう「数年に一度の精密検査や手術」に近いものです。
全ての部品を分解し、洗浄、新しい油を注油し、消耗したパッキンや内部の部品交換を行います。
ロレックスが公式に推奨する周期は約10年に一度です。(参照:ロレックス公式サイト)
当然、料金も全く異なり、ステンレスモデルで約99,000円〜130,000円程度が基本料金となります。
外装の汚れと、時計の精度(時間のズレ)や内部機構は、全く別の問題として捉える必要があります。
もし「売却」を考えているなら、クリーニングより先にすべきこと
「近々、時計を売りたいから、その前に綺麗にしておこう」…
そう考えて、正規店での洗浄を検討している方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、もしそれが理由なら、少し待ってください。
外装を綺麗にするだけでは、買取価格は最大化されません。
むしろ、売却前に高額なオーバーホールまですべきか、悩ましい問題が出てきます。
もしあなたが『売却』を少しでも考えていて、その価値を1円でも高めたいと思っているなら、話は全く別です。
自分でできる日常ケアと「超音波洗浄」の危険な落とし穴

- 最高のセルフケアは「マイクロファイバークロス」
- 自宅でできる「水洗い」の安全な手順
- 警告:超音波洗浄機に「時計本体」は絶対NG!
正規店に任せるのが一番安心ですが、日々の簡単なケアも、時計の輝きを保つためにはもちろん大切です。
ここでは、タイトルで約束した『注意点』として、自宅で安全にできるケアと、絶対にやってはいけない危険な落とし穴について解説します。
最高のセルフケアは「マイクロファイバークロス」
毎日時計を外した後、そのまま時計ケースにしまっていませんか?
その日の皮脂や指紋を放置することが、ベゼルのくすみやブレスの隙間の汚れ、サビの蓄積につながります。
最高のセルフケアは、「時計を外したら、マイクロファイバークロスで優しく拭く」ことです。
メガネ拭きのような柔らかい布ですね。
これだけで、風防(ガラス面)のくすみやケース側面の指紋は綺麗に落ちます。高価な薬品や研磨剤は一切必要ありません。
この数秒の手間が、あなたの相棒の輝きを保つ最大の秘訣です。ぜひ習慣にしてください。
自宅でできる「水洗い」の安全な手順
ブレスレットの隙間の汚れが、クロスで拭くだけでは取れなくなってきた…
でも、時計を丸ごと水で洗うのは怖い、と感じていませんか。
特にリューズ(時間を合わせるネジ)から水が入ったらどうしよう、と不安になりますよね。
ご安心ください。ロレックスのオイスターケースは(リューズが締まっていれば)水深100m防水が基本です。
正しい手順さえ守れば、自宅での水洗いも安全に行えます。
私が実際に行っている、安全な水洗い4ステップを(写真のイメージで)解説します。
【警告】以下の手順は、オイスターパーペチュアルなど防水性が保証された金属ブレスレットのモデルに限ります。革ベルトや社外品のベルトに交換しているモデルは絶対に水洗いしないでください。
ステップ1:リューズの確認(最重要)
まず、時計のリューズが「完全に締まっている」ことを指で固く確認します。これが少しでも開いていると、一瞬で内部に浸水し、全てが台無しになります。ここが一番重要です。
ステップ2:ぬるま湯と中性洗剤で洗う
流水で大まかなホコリを流した後、ぬるま湯に少量の中性洗剤(食器用洗剤でOK)を溶かします。毛先の「柔らかい」歯ブラシ(使い古しが最適)にその泡をつけ、ブレスレットの隙間やケースの裏蓋を優しくブラッシングします。
強く擦るのは厳禁です。特に鏡面仕上げの部分は、磨くというより「汚れを泡で浮かせる」感覚で触れてください。
ステップ3:流水でしっかりすすぐ
洗剤の成分が残らないよう、流水でしっかりとすすぎます。この時、シャワーのような強い水圧を時計に直接当てるのは避け、蛇口から出る優しい水流を使いましょう。
ステップ4:柔らかい布で完全乾燥
水分が残るとサビや腐食の原因になります。柔らかく清潔な布(マイクロファイバークロスがベスト)で、ブレスの隙間まで丁寧に水分を拭き取ります。
この手順を守れば、月1回程度のセルフケアでも、驚くほど輝きが維持できますよ。
警告:超音波洗浄機に「時計本体」は絶対NG!
「自宅にメガネ用の超音波洗浄機があるから、それで洗えば完璧では?」
その考え、非常に危険です。
時計好きとして、これは強く警告しなければなりません。
超音波洗浄機に入れて良いのは、「ケースから取り外したブレスレット単体」だけです。
時計本体(ムーブメントが入ったケース部分)をそのまま超音波洗浄機に入れると、どうなるか。
その強力な振動によって、内部の精密な歯車やパーツが破損したり、緩んだりする可能性があります。
また、防水パッキンが完璧な状態でない場合、振動によって隙間から浸水するリスクも高まります。
ブレスレット単体で洗浄すれば、隙間の汚れが劇的に落ちるため有効ですが、そのためには専用の工具でブレスを外す技術が必要です。
自信がない方はセルフケア(水洗い)に留め、本格的な洗浄はプロ(正規店)に任せるのが賢明です。
よくあるQ&A
Q1. 洗浄の頻度はどれくらいがベストですか?
A. 使用頻度にもよりますが、日常的には「使用後にクロスで拭く」程度で十分です。ブレスレットの水洗いは1〜3ヶ月に一度、夏場など汗をかきやすい時期は月1回程度が目安です。
Q2. 正規店に「洗浄だけ」で持ち込むのは迷惑になりませんか?
A. まったく問題ありません。ロレックスは正規店でのメンテナンスを推奨しており、洗浄は顧客の正当な権利です。むしろ、定期的に持ち込むことでオーナーの愛着を示すことになり、スタッフとも良好な関係を築けます。
Q3. 革ベルトやラバーベルトのお手入れ方法は?
A. 絶対に水洗いや超音波洗浄はしないでください。革ベルトは水や汗に非常に弱いため、乾いた布で優しく拭く程度に留め、消耗品として定期的に交換するのが基本です。ラバーベルトも、石鹸水などは使わず、水で濡らして固く絞った布で拭く程度にしましょう。
総括:ロレックスの「掃除」は不安なら「正規店」に任せるのが最短の正解
この記事のポイントをまとめました
- ロレックス正規店での洗浄は条件次第で無料になる
- 無料の条件は主に「購入店への持ち込み」か「保証期間内」
- 購入店以外では有料(約3,300円)だが受付けてもらえる
- この料金は自分で傷をつけるリスクを回避する「安心料」である
- サービスカウンター併設店なら最短1時間で完了する
- カウンターがないと預かり(1〜2週間)になる
- 「洗浄」は外装、「オーバーホール」は内部の分解掃除で全く別物
- 日常ケアはマイクロファイバークロスでの乾拭きが基本
- 自宅で水洗いする際は「リューズの確認」が最重要
- 時計本体を超音波洗浄機に入れるのは絶対にNG
